一級建築士製図

1級建築士製図試験/独学者にやさしい製図方法vol.3(特記、庇、外構の記入まで)

一級建築士製図外構完成

この記事では庇の記入から外構までを終わらせて平面図完成までを独学者にもわかりやすいように具体的に描いています。これより前の記事については知りたい方は目次のリンクから飛んでください。

1級建築士製図試験/独学者にやさしい製図方法vol.3(特記、庇、外構の記入まで)

この記事の要約

  • 庇やPSその他細々とした部分を仕上げる
  • 外構を仕上げる
  • 面積表を仕上げる
  • チェック時間をとれるかどうかが合否に直結する

さて前回は建物内部の完成までを描きました。

庇・PS(EPS)・避難経路・特記を記入する|フリーハンド(避難経路は定規)/所要時間10分(計105分)※2019/2月追記あり

・中が出来上がった状態でPSを設けられそうなところに適当に入れていきます。

EPSは早めに検討し、平面的に動かさないように考えています。

PSは特別深く考えなくても良いので、15mおき程度で1マスで描いてあれば良いと思います。ただし記述の中で出てくることがあれば、そこに関連するPSや配管経路は考えておいた方がよいでしょう。

※というものの本番は緊張からか1階のPSを1か所しか描いておらず完全に描き忘れていましたが合格していました(汗 (EPSは描いたのですが…)

・次に避難経路と特記に移ります。(今回は一階なので出てきません)

最近、避難経路は重複距離も求められているので、注意が必要です。

定規で線を描くと同時に目盛りで長さを見て、直線ごとに数値を描き、最後に足し算して合計距離を記載していました。

特記というのは”内装は全て不燃材料とする”です。これを描いておくと避難経路の距離を長くすることができるので、描いています。

・その他近年図面上に設計で工夫したところを記述せよという文言が当たり前にでてくるようになっています。

減点されないようになにか描いておきましょう。
例えば窓外に縦ルーバーを描いて、”夏の日射に配慮”とか景色の良い方向で全面ガラスにしている部分であれば”眺望に配慮”など

・通用口の庇など小さなものは全てフリーハンドで描いていきます。

 

 

 

※2019/2月追記分

本年度の試験では新たに”防火設備”、”特定防火設備”、”延焼のおそれのある部分”の記載が求められました。今後も記入の流れになると思います。

“防火設備”が必要な範囲は

  1. 【1Fは敷地境界線(又は道路の場合は道路中心線)から3m(2F以降はそれぞれから5m)以内の窓】と、
  2. 【吹き抜けのある居室に面している内部のガラス窓や手すりのみの場合はスチールシャッター】

に防火設備の対象です。

一方で”特定防火設備”は

  1. 延べ床面積1500㎡を超えるものを1500㎡以内ごとに防火区画する必要があるが、その中でも”面積区画”をする部分の開口部

です。ちょっとややこしいです。具体的には平成30年度の標準解答例をチェックしてください。

外構を描く|製図板+フリーハンド共/所要時間10分(計115分)

外構は描き忘れると不合格になる箇所から記入していきます。

・外構廻りの要求スペースやしつらい、駐車場、車寄せ、車回し、歩行者用通路、敷地周辺の塀やフェンス、あと大事なのは建物内に描かなかった場合はゴミ置き場などです。

このあたりは(問題で要求されている場合は特に)忘れたら1発で不合格圏内だと思うので、ゴミ置き場は常に意識しておく必要があります。

・敷地周辺の侵入者防止はフェンスが一点鎖線で表現できるし、一番早く描けるので良いと思います。

・次に水勾配、GL等レベルです。水勾配は”→水勾配”と終わらせることが多いですね。GLは設問により敷地内段差がある時は一気に重要項目になります。

・そして最後にタイルの目地と植栽です。タイルは私は2m□とか3m□とかものすごい荒い表記にしています。

植栽はテンプレートを使わずに丸を2つずらして描いて表現しています。花壇がある場合もこの丸を花壇の中にいくつか描いて終わらせます。

芝のところは” //”と10か所くらい描いておけば伝わるでしょう。

いずれにせよここで時間と労力を使う必要はありません。

面積表・寸法追記/所要時間5分(計120分)

面積表はエスキスの段階で描かれる方もいるのですが、私は作図しているうちに微妙に寸法が変えることがあるのでここで記入します。この時に面積算定に必要な寸法をフリーハンドで追加して描いていきます。

一級建築士製図外構完成

 

 

 

以上で平面図が終了です。

なお断面図は私は所要時間を35分とっていたのですが、普通に30分以内で描き上げる方も多いと聞きます。

これもひとえに私の鍛錬が足らず能力が低いからです。断面図においてお伝えできることは、、、特にありません!

最後にお伝えすること

ここまでご覧いただきましてありがとうございます。

ここまで描いておいてなんですが、

この製図試験本番では必ず何かしらのミスはします。

本番の試験では想像以上のプレッシャーがかかり、いつもできていることが本当にできなくなります。

たとえば私は

  1. 1階のPSを記入忘れ
  2. 面積一部算入間違い
  3. 外構要求スペースの中のしつらいを一つ未記入
  4. 設備機械室の中の要求項目未記入

自分が理解しているだけでもこれだけのミスをしています。

しかし、チェック時間で治せたものもあります。

  1. 避難経路の未記入に気付き記入
  2. 天窓の未記入に気付き記入
  3. 断面図と平面図の不一致の修正

どれも忘れたままにしていると大減点をもらう可能性のある項目です。

ですので、必ず最後の1秒までチェックしてください。

その1秒があなたのこれまでの努力の実を結ぶ最後の栄養素

になるのだと確信しています。

製図方法は全3回に渡って描いています。

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私はこれまで一級建築士製図試験の合格に役立つ記事を色々とご紹介してきました。是非ご覧ください。

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