一級建築士製図

【重要度見える化】問題用紙のマーカーの引き方をご紹介します。/一級建築士製図試験

要求室のチェック方法

今回はマーカーを引いた時点で各要求室の重要度をざっくりと把握でき、

計画の要点がまとめやすくなる、要求室の表と計画の要点の読み解き方をご紹介します。

 

  • 各要求室の重要度がよくわからない方
  • プランと計画の要点の記述のすりあわせに苦労される方

に役立つ記事になるかと思います。

先日のこちらの記事と関連する内容です。併せてご覧ください。

一級建築士製図試験課題読む順番
【重要】課題文の読み取りの基本|一級建築士製図試験課題文を読み間違えていれば、 その後のエスキスが どれだけ優れていても 卒のない製図ができていても 不合格になり...

要求室の重要度を把握し・計画の要点が記述しやすくなる問題用紙の読み解き方・マーカーの引き方をご紹介します

今回の話に出てくるのはこの部分です。

一級建築士製図要求室読み取り1 一級建築士製図要求室読み取り2

先ほど挙げた2点の悩み

 

  • 各要求室の重要度がよくわからない
  • プランと計画の要点の記述のすりあわせに苦労する

 

これは私が実際に経験した悩みです。

要求室・計画の要点のパートの読み取り方に問題がある

ことに気づいたのです。

具体的には

 

  • 要求室のマーカー引きのポイントを押さえていなかったため、ほとんど全部引いていて意味をなしていなかった。
  • マーカーの色に意味付けをしていなかったため、色が目に入ってきても直感的な理解ができなかった。
  • 計画の要点をプランを進めた後で考え始めるので、辻褄をあわせるだけの記述になってしまっていた。

 

以上のような問題点を一つずつ解決するようにしていきました。

 

  • マーカーを引くのはプランに影響があるところだけ&例年どおりの文章は引かない
  • マーカー色4色を固定して使い、それぞれに意味をもたせた
  • 要求室の各項目に引いたマーカーを要求室名の方にも転記する
  • 計画の要点にでてきた要求室にマーカーを転記する
  • 計画の要点を要求室の後すぐ読み、プラン対応が必要なものとそうではないものを振い分けする

 

要求室のマーカー線引き実践例をご紹介

まずは表を実際にご覧ください。

問題用紙は無断転載・複製ができませんので

私が簡単に描いています。

詳しくは正規の問題用紙をご確認ください。

ほとんどの要求室に線引きをしているように見えますが、

私が記載していない部分でプランに影響のない語句

については線引きをしません。

例えばエントランスホールの風除室は毎年の事なので引きません。

では内容についてご説明していきます。

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マーカーの4色に意味を持たせる

上記のマーカー色は要求室だけでなく、課題文全体で同じルールで使用します。

私の要求室の読み方の基本は

「この情報はエスキスに必要か?」

です。

  1. 緑はプランをする上で必要な情報
  2. 青は吹き抜けや天井高が必要なものなど立体構成にかかわる情報
  3. オレンジは要求室の設えなどでプランに直接影響がなく、あとで描くだけでよい情報
  4. 紫色は計画の要点用

“緑と青はエスキスするのに必要なもの、オレンジは製図の時に必要なもの”

と分けることでインプットする量を絞っています。

(オレンジの部分はエスキス時は読み飛ばすようにしています)

緑とオレンジどちらでマークするかは人により変わるかもしれません。

例えば温水プールの”足洗い場”と”見学コーナー”は設えではありますが、

どこにあっても良いものではないため緑にしています。

また事務室の執務スペースは机の数によって

事務室の広さが規定されるので緑にしています。

要求室名自体にマーカーを転記する事で【居室自体の重要度】をざっくり把握する

私は前述のルールで要求室の各項目で引いたマーカー色を

要求室名の所にも転記しています。

また要求室表の次にすぐに計画の要点をみていくのですが、

計画の要点に出てきた要求室名も表の方に転記しています。

これは、その居室の重要性を客観的に視覚化するためです。

本来エスキス時点で考える居室の重要性の序列を、

線引きの時にざっくり掴んでしまおう

という考えです。

もちろんこれでエスキス不要です、というわけでは決してありません。

あくまで目検討です。

青と緑の居室は【要注意】、紫の居室は【注意】

というようなことをはじめに掴んでおけば、

エスキス時の負担がぐっと減ります。

また色分けをしていると

重要な部屋というのはおのずとマーカーが集まってきます。

計画の要点はプランに関係するものとしないものを初見で分別しておく

あたりまえですが、

“プランができてしまった後に後付けで記述を考える”

のは要点によっては非常につらい作業になりますよね。

なんとなく後ろめたさも感じます。

ですので

プランに反映したほうが記載しやすいものについては

あらかじめ考慮して計画する必要があります。

そのため私は初見の段階で

プランに反映させる必要があるものと、

必要のないものにざっくりと分別しています。

1、プランに反映しなければならない要点

例えば上の表 を見ていただくと、

3”利用者の靴の履き替え等を考慮”

4”本建築物と隣地の一体利用”

という要点はプラン時点で考えておかないと

後でつじつまを合わせるのは難しいです。

これらはプランの時に対処しなければなりません。

上記の他に大空間の効率的な空調方法について

問われている場合も空調室を隣接させて

ダクト吹出しタイプにするなどの対応が必要です。

2、プランに反映させなくても良い要点

一方

どのように計画しても答えられそうな要点の場合は、

気にせずプランニングできます。

5”温水プール室の構造計画”

6”多目的スペースの騒音”

これらはプラン後でも答えられる要点です。

(製図中に対応が可能)

3、できればプランに反映しておきたい要点

また

これらの中間の存在で

先にプランで考慮しておくと答えやすいけど、

プラン後でもなんとか答えられそう

という要点もあります。

1”温水プール室の計画”と

2”エントランスホールの吹抜けの計画”

これらは

 

「自然採光は周囲をガラス張りにしたら、

どの位置でもだいたい確保できそう

(日照ではなく採光なので方位は関係ない)。

空調用エネルギーの抑制は外ルーバーか何かで対応しようか

、天窓が設けられるプランになったら

その時は開閉式などにしてアピールしよう」

 

などと判断しておいて、

プラン時には全体の空間構成やゾーニングなど大きな部分を最優先にして

できる範囲でトライすればいいと割り切ることができます。

このように計画の要点を分類して内容を押さえておくと、

プラン時に必要な事だけに集中できるのでおすすめです。

まとめ

  • マーカーの4色に意味を持たせる
  • マーカーを使って【居室自体の重要度】をざっくり把握する
  • 計画の要点はプランに関係するものとしないものを所見で分別する

問題文の読み込みと併せて

あとはエスキスで詰めていきます。

他にも

一級建築士製図試験の合格に役立つ記事を

色々と書いていきました。

お役にたてる内容だと思っておりますので、

是非ご覧ください!

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