写真ではわからない、キッチンまわりの寸法。一般的なシステムキッチンをレイアウトした図面をお見せします。

I型キッチンレイアウト必要寸法

自分でキッチンの間取りを考えたいけど、何から始めたら良いかわからない・・・

注文住宅を考えられている方で「キッチンは自分でちゃんと考えたい!」という人は多いです。

雑誌やネットでとても広く立派なキッチンに広いパントリー・・・あんな感じにしたい、こんなところがいい!とマイホームに夢が膨らみます。

そこで使い勝手やキッチンの必要な大きさを調べるためにネットを調べてみると、

綺麗なキッチンの写真はたくさん出てくるけど、そのキッチンの寸法や間取りに落とし込まれた図面はなかなか出てきません。

「このキッチンはどんな大きさで、こんなキッチンにするにはどの程度の広さが必要なんだろうか?」

と疑問がわいてくると思います。

そこで今回の記事では下記の内容をご紹介しています。

  • 代表的なキッチンの形とシステムキッチンの場合の標準的に選ばれるサイズをわかりやすく図示
  • 標準的なシステムキッチンを落とし込んだ図面を公開

システムキッチンの標準的なサイズから間取りを決めるか、間取りに納まるキッチンを選ぶか、それが問題です。

紹介しているキッチンはどれも住宅メーカーや工務店が標準品として採用する大きさです。

また間取りも特殊なものはなるべく避けて一般的なものをご紹介しています。

標準的なキッチンがどのような大きさかどうかを知ること、それが一般的な間取りの図面に落とし込まれることで、“普通”を知っていただけるかと思ったからです。

この記事でだいたいのサイズ感を養ってもらったうえで、

「自分の家の間取りだと、この形のキッチンは置けないな~」とか

「もう少し間取りを広くできるから、一番大きなキッチンにしよう!」

など自分なりのキッチンへと発展して考えてもらえればと思います。

キッチン寸法の基本=壁付式は4.5畳から、対面式は6畳必要

一般的に壁付式のキッチンにしたほうが、空間的な無駄は少なくなります。I型キッチンの場合4.5畳の空間があれば、それなりに広いキッチンと、カップボード、冷蔵庫全て入ります。

しかし、ほとんどの方がオープン型の対面式キッチンを望まれます。「調理をしながら、テレビを見たり、家族の様子を見たい。」というところです。

そうするとどのようなキッチンの形でも6畳程度は必要になります。

それを踏まえたうえで、ここからはI型キッチンなどの標準的な特徴・サイズと、それらを落としこんだ図面を紹介していきます。

特に問題なければまずはI型キッチン

I型はコンロ、作業場、シンクが一直線になったものです。

設計上特に問題がなく、かつお客様に特にご要望がない場合はI型キッチンを採用します。

理由は他の形のキッチンに比べてシンプルな形状なので使う方もわかりやすいうえ、他の形のキッチンよりも金額を抑えられるからです。

また対面式にした場合、カップボードが置きやすいというのもメリットです。

対面式の場合はコンロが外壁に面している”ペニンシュラ型”とコンロも壁から離れていて、キッチン両側が移動可能な”アイランド型”に分かれます。

 

I型キッチンの寸法は戸建て住宅なら

奥行650で長さ2550mmが標準であることが多いです。

対面式の場合、奥行が750mm,1000mmのものもあります。

※キッチンの長さが2700mmを超えるものを選んだり、アイランド型にして両側に通路を設けて行き来できるようにするためには、キッチン長さ方向の部屋の幅が3640mmでは足らずに、4550mm~5460mm必要になりますので注意が必要です。

奥行650mm長さ2550mmのキッチンを置いた場合の図面です。5畳ちょっとの空間で比較的大きなカップボードが配置できるのも魅力です。

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家族みんなで参加できるⅡ型キッチン

コンロとシンクが2列に分かれてそれぞれに作業場がついたキッチンです。

作業場所が2か所に分かれるので複数人で作業がしやすいというメリットと、食材を移動させるときに床が汚れやすいというデメリットがあります。

Ⅱ型を対面式にする場合は一般的にシンクがある方をLD側に向けます。

Ⅱ型キッチンの基本寸法はそれぞれ長さ1800mmで、奥行きは650mmを選ぶ事が多いです。

さらにみんなで調理を楽しみたい場合や、部屋の幅に余裕がある場合アイランド式にします。その場合、コンロ側の長さは最大で2200mm程度まで伸ばして、シンク側は奥行を1000mmと深くしてシンク両側を行き来できるようにします。

 

下記はコンパクトなⅡ型キッチンで計画したものですが、6畳は必要です。また、I型と比べると収納が少し減ったこともお分かりいただけると思います。

※ちなみにシンク側をパーティー仕様の大きなものにしたり、収納を充実させようとすると8畳から10畳は必要になります。

コンパクトに設計したⅡ型キッチンでも6畳は必要です。

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コンパクトな動線で調理できるL型キッチン

L型はI型よりも作業動線が短くてすむのがメリットで、Lの角の収納部分の使いづらさがややデメリットです。(最近のシステムキッチンは工夫しているものも多いです。)

L型のシステムキッチンを選ぶ場合は注意が必要です。

システムキッチンの場合、コンロ側とシンク側でそれぞれ長さが決められています。

一般的にシンク側は長くできますが、コンロ側は1800mmまでしかないことがほとんどです。(メーカーによってはオーダー対応できる場合もあります。)

それを踏まえて間取りを計画する必要も出てきます。

一般的にコンロ側が1650mmシンク側が2100mmが標準的な寸法ですが、コンパクトに納めたい時はコンロ側、シンク側共1800mmとしています。

 

L型キッチンは収納や冷蔵庫の配置に注意が必要です。下記の提案では冷蔵庫を家事室にもっていきました。家事室が必要なければ、パントリーに変えてカップボードも全て入れこんでLDKをすっきりと見せるようにとも考えていました。

L型キッチンでコンパクトに納めるときは冷蔵庫や収納の工夫が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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まとめ

今回の記事は以上です。今後も皆さんのおウチに参考になるような記事を増やしていきたいと思います。

  • 自分なりのキッチンを考える前に、まずは普通を知ることが大事
  • キッチンは対面式にする場合、6畳は見ておく必要がある。
  • I型は奥行650mm長さ2550mmが一般的
  • Ⅱ型は奥行650mm長さは共に1800mmが一般的
  • L型は奥行650mm長さはコンロ側1650mm、シンク側が2100mmが一般的

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リンク

家事が楽になるキッチン間取りを図面で解説!キッチンレイアウトを考える前の大事な計画をご紹介します。