乾燥しがちな冬場、
特に断熱性能の高い家にお住まいの方は
冬場でも室温全体が高く保たれているため、
相対的に湿度は低くなりがちです。
この時期、室内に加湿器を検討する方も多いと思いますが、
加湿器がわりに洗濯物を利用するのはいかがでしょうか。
洗濯物が乾かないと意味が無いので家の断熱性能がある程度高く、
真冬でも室温があり、乾燥しがちな家にお住まいの方に向いています。
洗濯物の室内干しで部屋を加湿!実験結果をグラフで表示
![洗濯物干しによる湿度変化グラフ](https://halu-ie.com/wp-content/uploads/2022/12/a81887e7a2c28e802b515cbd0a17c84d.jpg)
では早速、グラフを見てください。
このグラフは
- 室内物干し場の温湿度
- 同程度の温熱環境になっている別部屋の温湿度
を比べています。
グラフの横軸は時間です。スタートは夜中の0時です。
グラフ下側の赤とオレンジの線は室温です。
夜、外気温は6~7℃程度でしたが室温は20℃前後で安定しています。
そして
グラフ上側の水色と緑の線は湿度です。
グラフを見ていただくと
水色のメモリが大きく跳ね上がっている箇所があります。
ここで室内物干しを開始しています。
もう少し詳しく見ていきます。
室内干しを開始した途端、湿度が上昇し始める
![洗濯物室内干しで加湿実験](https://halu-ie.com/wp-content/uploads/2022/12/b027f4f23c93fc903662ea4b8d31cb10.jpg)
我が家の洗濯物の量は洗濯機の表示で、
たいてい51Lとなっています。
いつも朝6時20分頃洗濯物を干すのですが、
作業をしている時点から一気に湿度が上昇し始めます。
そして室内干しが完了したら、
室内干しを促進させるために
サーキュレーターを回して仕事に向かいます。
以降家には誰もいなくなるため
グラフ変化の外的要因はありません。
湿度は1時間半経過した7時50分頃をピークに
徐々に落ち着いていきます。
そして夕方の5時頃その他の部屋と同程度となります。
結果10時間程度は
湿度を上昇させる効果があることがわかりました。
高断熱の家に住んでいて”冬の室内が乾燥しがち”
というおうちであれば是非試してみて下さい。
夜、寝室の湿度をあげるにはタオル掛けでも十分な効果がある
洗濯物を夜に干すご家庭も多くなっていますが、
いくら湿度を確保するためでも寝室に物干しはできない
という方はタオルを干しても十分な効果が得られます。
![](https://halu-ie.com/wp-content/uploads/2019/12/b41f59763c6451921f32830abd426961-300x171.jpg)
寝室の加湿を考えている方はコチラの記事をご覧ください。
その他冬の加湿方法をまとめた記事も書いていますので
ご覧ください。
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