ちょっと狭い?4.5畳キッチンで使えるレイアウト/11パターン

キッチン4.5畳U型対面レイアウト

この記事では

注文住宅設計者が

コンパクトな4.5畳のキッチン空間を

有効に使えるレイアウト

をご紹介しています。

 

まず初めに

4.5畳キッチン(芯々2.73m×2.73m)

という条件を

以下のように決めました。

  1. ダイニング側からの通路をとれる
  2. カップボード有(食器と調理家電が置ける)
  3. 冷蔵庫有
  4. 吊り戸棚は利用しない

 

この4つの条件を満たした

レイアウトとし、

またそれぞれのレイアウトで

  • 作業スペースの大小
  • 収納スペースの大小
  • 各キッチン形状による本体価格傾向

が一目でわかるようにしています。

 

間取りの参考にしていただければと思います。

各キッチン形状別の必要寸法を知りたい方はコチラ

キッチン本体の価格は

同メーカー同仕様で

キッチンの形だけが違うという想定で

私の経験から高低を付けています。

実際にはご自身の希望に見合った条件で

見積を出してもらってください。

4.5畳キッチンのレイアウト前提条件

今回の4.5畳キッチンの

配置のルールを

改めて整理します。

ルール1/キッチンの状況と使用する構成アイテム

まず4.5畳キッチンといっても

関東間や京間で

広さが様々ですが、

関東間の4.5畳(芯々2.73m×2.73m)

とします。

キッチン4.5畳のルール1

キッチンの状況(配置関係)は次の通りです。

  1. キッチンは南西角にある
  2. キッチンの東(画像でいうと右側)にダイニングがある
  3. キッチンの北側へ通路がある場合は洗面やパントリーに行けるものとする

また使用する構成アイテムについては

  1. 4.5畳の中にキッチン、冷蔵庫と家電置き場兼お皿置き場になる、カップボード又は作業台のどちらかを必ず設ける
  2. 話をシンプルにするため、吊戸棚他造作棚は考えない

という条件になっています。

ルール2/キッチンへの出入り方法

キッチン4.5畳のルール2

キッチンへの出入りの仕方のルールは

次のように決めました。

間口2.73mの中で

ダイニングとキッチンを

行き来できることが条件

キッチンへの出入りが

4.5畳より外から入れるようにすると

結局は通路分

“それ以上の空間が必要”

ということになり、

厳密にいうと4.5畳で納まっていない

ということになるからです。

 

ではこの条件を満たした

対面式キッチンの3パターン

からご覧ください。

4.5畳対面式キッチン3パターン

条件を満たしたうえで対面式となると

次の3パターンに絞られます。

4.5畳キッチン対面式3パターン
  • 長さが1800mm(短い!)のⅠ(又は1型)キッチン
  • 1650mm*1800mmのL型キッチン
  • U型キッチン

3Dで確認していきます。

対面式1型キッチンレイアウト

キッチン4.5畳1型対面レイアウト

長さ1800mmのI型キッチンは

調理スペースが本当に小さいので

採用するのであれば別で

キャスター付きの可動調理台

を購入すると良いです。

対面式L型,U型キッチンレイアウト

L型キッチン

キッチン4.5畳L型対面レイアウト

U型キッチン

キッチン4.5畳U型対面レイアウト

L型,U型は使いやすさが特徴です。

収納量が若干不足しているので、

吊り戸棚等で収納量を増やしても

よいかもしれません。

4.5畳壁付けキッチン8パターン

4.5畳キッチン壁付けレイアウト8パターン

次は壁付けキッチンの場合です。

全8パターンを考えました。

内訳は次の通りです。

  • 1型3パターン
  • L型3パターン
  • Ⅱ(以降2と表記)型1パターン
  • U型1パターン

それぞれ詳しく見ていきます。

壁付け1型キッチン3パターンレイアウト

1(I)型キッチン自体の特徴として

  • 作業動線が長くなりがちだが分かりやすい
  • 収納場所が確保しやすい
  • キッチンの費用が抑えられる

という特徴があり、

私は設計の際、

1型キッチンで考えることが多いです。

 

キッチン4.5畳1型壁付けレイアウト1

1型キッチン3パターンの中で

「対面にはしなくても良いけど

家族の雰囲気は感じたい」

という場合は

コチラのパターンが良いと思います。

首を少しひねれば

すぐにLDの様子も確認できますし、

ダイニングテーブルと横並び

となると配膳もスムーズです。

 

残り2つは

北側へ抜ける通路があるプランです。

片方はその中でも収納重視、

キッチン4.5畳1型壁付けレイアウト2

片方は作業重視にしています。

キッチン4.5畳1型壁付けレイアウト3

壁付けL型キッチン3パターンレイアウト

L型キッチンは

  • 作業動線が短く調理しやすい
  • 収納が取りにくい
  • 1型キッチンより費用がかかる

という特徴があります。

 

今回のプランは3つとも

北側の洗面もしくは

パントリーへの動線を確保し、

北側とダイニングを繋ぐ役目をし、

流れるように家事ができるプラン

を考えました。

 

1パターン目

キッチン4.5畳L型壁付けレイアウト1

2パターン目、

キッチン4.5畳L型壁付けレイアウト2

3パターン目です。

キッチン4.5畳L型壁付けレイアウト3

コンロとシンクは

どちらがどちらでも良いですが、

システムキッチンでは

  • コンロはLの短い方
  • シンクはLの長い方

と決められている場合が多いです。

これを逆にしたい場合は

場合によってはオーダー扱いになったり、

そもそも扱っていなかったりします。

壁付け2型キッチン1パターンレイアウト

2型キッチンの特徴は

  • 複数人の同時作業がしやすい
  • 収納が取りにくい
  • 食材を移動するときに床を汚しやすい
  • L型キッチンよりもさらに費用が高くなりがち

という特徴があります。

 

レイアウトはコチラです。

キッチン4.5畳2型壁付けレイアウト

正直今回設定した4畳半という条件では

コスパが悪い気がします。

これなら1型キッチンにした方が

収納量、費用の面では有利です。

壁付けU型キッチン1パターンレイアウト

U型キッチンは

  • 調理のしやすさが抜群で、複数人同時作業もなんなく対応可
  • 収納が取りにくい
  • レイアウトの中では一番費用が高くなる

という特徴があります。

今回のプランもその特徴が存分に生かされたモノ

になっています。

キッチン4.5畳U型壁付けレイアウト

真ん中が広く空くので、

そこに可動式ワゴンを置くと、

収納量不足が若干緩和されます。

キッチンは4.5畳でも意外と大丈夫!

今回結構厳しめの条件を

付けて検証しましたが、

「案外色々とできるんだな」

と感じていただけたでしょうか。

でもやっぱりパントリーがあると

嬉しいですね。

是非参考にしてみてください。