6畳以下で快適な寝室を作るための4つの注意点をご紹介します。

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6畳2人3人4人寝室ベッドレイアウト

この記事は
6畳以下の寝室で
おすすめのベッドレイアウトや
家具の配置や窓の位置など
快適に過ごすための
注意点を4つ
ご紹介しています。

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目次

快適な寝室を作るための4つの注意点をご紹介!6畳寝室におすすめのレイアウトも解説

寝室6畳ダブルベッドイメージ

私は普段
注文住宅を設計していますが、
寝室で寝る用途以外
何も無ければ
4.5畳~7.5畳で
プランニング(収納は別途)
することがほとんどです。

他のスペースとの兼ね合いから
4畳4.5畳で寝室を計画
することもありますし、
間取り的に
寝室を広く取れる場合も、
代わりにWICなど収納を
増やすようにしています。

個室はコンパクトにして他を充実させたい

最近は寝室や子供部屋などの
個室は
コンパクトにしても良いから

  • 玄関・LDKなどのパブリックスペース
  • 収納・水回りなどユーティリティ


を広くしたい、
充実させたいという方も多いです。

6畳以下の寝室でぐっすり寝るために気を付けなければならないポイント

一方で
寝室を6畳以下にする場合は、

  1. ベッドなど家具の配置
  2. 窓や出入口の大きさや場所
  3. 給気口などの位置
  4. 適切な照明計画

に気を付ける必要があります。

では上から順番に説明していきます。

1.ベッドや収納家具の配置に気を付ける

ベッドの適切なレイアウトが
良い睡眠への近道です。
空間の有効利用にもつながるため
非常に重要です。

6畳を有効に利用するベッドのサイズやレイアウト計画

寝室でのメインの家具といえばベッドですね。


上記のベッド寸法を
踏まえた上で、
考えられるベッドの組み合わせは
次のようになります。

6畳2人3人4人寝室ベッドレイアウト
  • シングル+シングル(横幅200cm)
  • セミダブル+セミダブル(横幅240cm)
  • ダブル+ダブル(横幅280cm)
  • クイーン(横幅160cm)

また、次のようなベッド組み合わせで
6畳の寝室で3~4人
寝ることも可能です。

  • シングル×3(横幅300cm)
  • シングル+ダブル(横幅240cm)
  • シングル+クイーン(横幅260cm)
  • ダブル+セミダブル(横幅260cm)
  • クイーン+セミダブル(横幅280cm)
  • キング(横幅200cm)
  • ダブル+ダブル(横幅280cm)
  • キング+シングル(横幅300cm)

ちなみにベッド脇の
通路幅は最低30cm確保するような配置にしています。

※印のベッド配置は、
部屋の出入口の場所によって
配置が難しい場合もありますので、
あらかじめ確認しておきましょう。

4畳や4.5畳の場合の寝室レイアウトも知りたい

4畳や4.5畳の寝室については別記事でそれぞれ
詳しく解説しています。

コンパクトな寝室に置くベッドはヘッドボードやフットボードが無いモノや収納付きベッドを選びたい

ベッドを複数置く場合、
通路幅が確保
できないことが多いです。

しかし
フットボードがないローベッドであれば
夜トイレに起きた時でも、
足元から出入りができるため、
移動が楽です。
またヘッドボードのないベッドだと
圧迫感を感じにくくなり、
相対的に部屋が広く感じられます。

最近はベッド下が収納
になっている
収納付きベッドも
豊富に販売されています。
収納が少なくなりがちな
コンパクトな寝室で
特に重宝します。

部屋の余白を上手に使って家具を置く

ベッドの配置が
適切であれば、
6畳寝室でも
比較的スペースを
確保することができます。

例えばベッドの足元の
空いている部分に
引出しを置いたりもできますし、
ベッドとベッドの間に
ナイトテーブルを置くことで
本やスマホなどちょっとしたモノを
置くことができて便利です。

ですので
部屋の広さやデザインに合わせて、
まずはベッド等
家具の配置の計画を立てることが大切です。

また収納家具などを置く場合は
サイズや位置、形状に
こだわる必要があります。
例えば家具の高さは
部屋全体が圧迫感を感じないよう
低めのモノ
にすることが望ましいです。

窓下に家具を置く場合、
家具の高さは
窓に干渉しないように
する必要があります。

ex.快適な睡眠に必要な、おすすめのマットレスを選ぶ

結局、
寝室の役割の中心は睡眠です。
人間の身体が仰向けになると、
頭・背中や肩・腰・足など、
複数の部位に重力がかかります。

そんな感じに、
特定の箇所に負担がかかりすぎると、
腰痛や肩こり、血行不良、寝返りが多くなるなど、
睡眠の妨げになります。

ですので
快適な睡眠のために、
適切なマットレスを選びたいところです。

マットレスには

  • スプリングタイプ
  • ウレタン・樹脂素材タイプ
  • ラテックスタイプ

のように様々な種類があります。

スプリングタイプ

スプリングタイプは、
ボンネルコイルとポケットコイルがあり、
ボンネルコイルは、
一つ一つのコイルを連結させて面を作り、
その上をウレタンなどで覆ったタイプです。

身体を面で支えるため、
体が沈み込みにくいという
メリットがあります。

ポケットコイルは、
独立した一つひとつのコイルを布で包み、
全体に敷き詰めたタイプです。
身体を点で支えるため、
例えば夜トイレに行く時でも、
同じマットレスで寝ている隣の人に揺れが
伝わりにくく睡眠を妨げません。

ウレタン・樹脂素材タイプ

ウレタン・樹脂素材タイプには、
低反発と高反発があり、
低反発は柔らかめの寝心地、
高反発はやや硬めの寝心地になるため、
好みに応じて選びましょう。

さらに高反発には、
ウレタンとファイバーなどがあります。
ウレタンマットレスは、
体の大きい人や寝返りが多い人におすすめです。
ファイバータイプは、
通気性がよく水洗いも可能なので、
毎日清潔に保ちたい人に向いています。

ラテックスタイプ

ラテックスタイプは、
沈み込みすぎない適度な硬さが特徴です。

2.窓の大きさや場所、出入口の場所とベッド配置の関係は非常に重要

同じ形の6畳でも
ベッドが置きやすい部屋と
置きにくい部屋があります。

一番大きな要素が

  • 出入口

です。

「寝ていると頭が寒い」を防ぐ窓の位置/窓とベッドは離したい

寝室窓とベッドの配置で寝る時寒い

窓の近くにはベッドを置かない方が
よいです。

理由は冬場、窓から冷気が下りてきて
身体を冷やしてしまうためです。

また寝室が西側や北側にある
場合は夏場、夕方まで
日差しが差し込んでくるため

例えカーテンがあったとしても
日射熱が部屋に入り込んできます。

そうなると夜中まで部屋に熱がこもり、
寝苦しい寝室になってしまいます。

また窓の開け閉めも不便ですし、
カーテンのホコリもベッドに落ちて
くるので良いことがありません。

ex.窓は少なめ、高い位置が良い

寝室に窓を計画するうえで
気を付けていることは

窓は極力少なめ
家具の邪魔にならない高さ

にすることです。

(もちろん建築基準法上の採光計算は満たしますが)

寝室の使用は夜がメインで、
基本カーテンが閉めっぱなしになるご家庭も
多いです。

また窓が多いということは
壁が少ないということ。

壁が少ない部屋は
モノが置きにくく、
落ち着かない部屋になりがちです。

  • 寝室からの眺めが特別に良い
  • 庭やバルコニーへの出入口が必要

など、特別な理由を除いて
極力窓面積を抑える方が良いと
考えています。

新築を検討されている方で
「できるだけエアコンを使わずに
窓を開けて通風を取りたい。
そのために大きな引き違い窓を設けたい」
と考えている方は
“タテスベリ出し窓”が良いです。

開口面積が小さくても
引き違い窓より
ずっと多くの風を呼び込むことが
できます。

詳しくはコチラをどうぞ

注意:大きな窓が必要な場合もある

ただし
やむを得ず
窓を大きくとっておかなければ
ならない
場合があります。

それは家具の搬入ルートになる場合です。

仮に寝室が2階にある場合、
ベッドのマットレスや
他大型の収納家具が
1階からの階段から
搬入できない場合があります。

その場合は
2階窓から家具を入れるように
なりますので、
そんな状態で
2階の全ての窓が小さく、
搬入ルートが取れないと
いわゆる”摘み”の
状態になります。

出入口が内開き戸の場合、ベッドとの干渉注意

室内への出入口との関係も重要です。
たとえベッドが入ったとしても
出入口付近を含め、
ベッドに入るまでの
通路が狭いと
毎日の出入りで
ストレスが溜まります。

特に内開きの扉の場合は
ベッドが干渉して
扉が開ききらない
ことも
あるため、
ベッドの配置には
注意が必要です。

3.忘れがちな給気口の位置。給気口とベッドも離したい

24時間換気が
義務付けられている関係で
一般的にはトイレ、風呂などに
排気設備が付き、
リビングや寝室などの居室には
給気口が付いている
おウチが
ほとんどだと思います。

給気口からは外の新鮮な空気が
24時間入ってくるため

窓の冷気と同様、
冬場、ベッドが近くにあると
非常に寒く感じます。

特にコチラは
風が直接入ってくるので
体感としてより寒さを
感じるため
給気口付近からは
できるだけ離れておきたいです。

給気口は内側から
閉じることのできるタイプ
もありますが、
寒いからといって
寝ている間、
ここを閉じてしまうと
室内の二酸化炭素濃度が
高くなる
など、
空気質が悪くなります。

強風・大雨など緊急時以外は
開けておいてください。

4.眠りを妨げない照明計画

夜トイレに行くとき、
照明の明かりを見てしまうと
頭が覚醒してしまい、
次の寝入りが悪くなってしまいます。

また寝室の電気を付ける場合は
一緒に寝ている人にも
迷惑がかかります。

そのため寝室の照明は
天井照明であれば
調光できるタイプの
照明器具
が良いですし、

壁付け照明であれば
光源が直接見えない
照明器具を選びましょう。

新築を計画中の方であれば
コーニス照明や
コーブ照明
のような
間接照明を採用すれば
雰囲気も
非常に良くなります。

寝室での目的を考えると
照明は暗い方が良いですが、
掃除やベッドメイクを
するときの事を考えて
部屋全体を照らせるような
照明
もあると、なお良いです。

一番良いのは
フットライトのように
他の人に迷惑がかからず、
光源が直接目に入らない
高さの照明を
出入口付近に用意することです。

通常フットライトは
新築時でないと取付ができませんが、
最近では
コンセントに差し込むだけ
お手軽な商品もあるので
利用したいですね。

このような照明器具を
寝室だけでなく
トイレまでのルートに
全て付けることで
明かりを見ることなく
トイレを済ませて
ベッドまで戻ってこれるので
睡眠の質が保たれます。

まとめ

快適な寝室にするために
必要な注意点を4つご紹介してきました。

1.ベッドや収納家具の配置に気を付ける

  • ベッドの適切なレイアウトが良い睡眠への近道です。
  • 6畳を有効に利用するために、考えられるベッドの組み合わせを紹介しています。
  • 部屋の余白を上手に使って家具を置くことで、部屋を広く感じさせることができます。

ex.おすすめのマットレスを選ぶ

  • 適切なマットレスを選ぶことで、快適な睡眠を得ることができます。
  • マットレスにはスプリングタイプ、ウレタン・樹脂素材タイプ、ラテックスタイプがあり、それぞれ特徴があります。

2.窓の大きさや場所、出入口の場所とベッド配置の関係は非常に重要

  • 窓や出入口の配置によって、ベッドの配置が制限される場合があります。
  • 窓とベッドは少し離しましょう。また窓は極力小さい方が良いです。
  • 出入口のドアとの関係にも注意が必要です。

3.忘れがちな給気口の位置。給気口とベッドも離したい

  • 給気口からは外の新鮮な空気が入ってくるため、窓の冷気と同様に寒く感じることがあります。
  • 給気口は内側から閉じることができるタイプもありますが、寝ている間に閉じることはおすすめしません。

4.眠りを妨げない照明計画

  • 夜トイレに行くときに明かりを見てしまうと目が覚めてしまうため注意が必要
  • 調光タイプや間接照明、フットライトを上手に利用しましょう。
  • 掃除やベッドメイクするための明るめの照明器具があるとなお良いです。

これらの注意点を押さえて、快適な睡眠環境を作りましょう。

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