利用期間わずかの贅沢スペース『子供部屋』後悔しない使い方をご紹介します。

子供部屋間取り例

私は普段注文住宅の設計を行っています。

そんな中いつも悩むのが子供部屋をどうするか。

この記事では子供部屋の有効利用についてお伝えしていきます。

子供部屋としての利用期間は本当に短い!客間やフリースペースとして利用できるよう計画しましょう。

注文住宅をご計画中の方は

30歳台中盤から後半のご夫婦が多いです。

ちょうど子育て世代で、

生まれたばかりの赤ちゃんのいるご家庭や

小学校に入る前のお子様のいるご家庭の方々です。

ですので当然家を計画する時に子供部屋を用意することが多いです。

そして

2階建てのおうちで計画する場合

  • メイン階|LDKと水回り
  • サブ階|寝室や子供室など個室群

の組み合わせになることがほとんどです。

しかも「個室は1人だけでいいです。」

という方はほとんどおられなくて、

たいていは2人目を見据えて計画を考えられたり、

すでに3人のお子様がいらっしゃるというお客様もおられます。

そういった背景がありますので、

「子供が2人いるから部屋が2つと

それぞれに収納が必要で、

あと当初はみんなで寝る大きめの寝室と

広めのウォークインクローゼットも必要です。」

といわれることがとても、、、とても多いです。

予算があって敷地も十分であれば何の問題もありませんが

そうでない場合、

子供部屋として占拠するスペースは本当に大きくなります。

子供部屋を使うのは11歳から?

まずは子供部屋を今後どのように利用していくかを

ご家族で想像し、相談してみてください。

例えば30歳台のご夫婦にお二人のお子様がいて、

上は3歳で下は0歳だとします。

そして

 

  1. ご夫婦寝室8畳とWIC
  2. お子様二人にそれぞれ6畳ずつ

の部屋を割り当てて、家を建てたとします。

上の子が子供部屋が必要になるのは

早くて小学校高学年、11歳から12歳というところです。

となると家を建ててから8~9年後です。

下の子もそのくらいになりますね。

とすると、

6畳2部屋は8~9年は特に使用用途のない納戸

になります。

これってとてももったいないですよね。

フリースペースという名の贅沢納戸スペースになっていませんか?

こういう話になるため、

「6畳2部屋に分割せずに扉だけ2つ設けて

12畳の大きなフリースペースにしておく」

という話になります。

ところが、です。

この12畳のフリースペース,

私がこれまで見てきた方の多くは

広い部屋にお子様のおもちゃが散乱していて、

端っこの方には普段使わないものを置いてあるだけ

という贅沢な納戸のスペース

にしていました。

それに私の家庭もそうでしたが、

子供が小さいうちは危ないので

子供1人だけで別階で遊ばせるわけにもいきません。

そうなると1階で家事をしているときは、

その12畳のスペースは使わないことになります。

ちなみに我が家の長男は8歳になりますが

一人は寂しいようで、一人では2階で遊ぼうとしません。

お子様のライフステージを考えながら、子供部屋を有効活用する2つの提案

せっかく大きな空間があるのだから利用しないともったいないですよね。

そこで私は

  1. 部屋を間仕切ってしまって一つを客間にしましょう。
  2. この12畳をしばらくご家族寝室として利用しましょう。

と提案しています。

1、部屋を仕切ってそのうち1つを客間にしましょう。

子供部屋間取り例2部屋の子供部屋の内一部屋を客間にする提案

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

客間というのはたまーに来られたお客様に

泊まっていただく部屋です。

(リビング付近に和室を設けて対応する方も多いです。)

たまーに泊まりに来る方のために

「1階のLDKや水回りの計画は今のプランで満足しているけど、

客間がどうしても必要だなぁ。

だけど今のままではどうしても客間が設けられないし、

LDKを手狭にして客間を設けるか

それとも1階をもう一回り大きくしようか?」

なんてことを考え、家を大きくすると

仮に6畳の客間が建物にプラスされると

200万円~250万円の追加費用が掛かってきます。

 

でも待ってください。

2階に今は手付かずの空間があるではありませんか。

プライベート間の強いサブ階に客間

というと抵抗のある方も多いのですが、

友人や知り合いがちょくちょく家に泊まりに来る、

というのならまだしも泊まりに来ることはめったになく、

たいてい親が泊まりに来るという程度だったら

サブ階で良いと思いませんか?

2、この12畳をしばらくご家族寝室として利用しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらのお客様は

すでに3人のお子様のいるご家庭でした。

  1. 一番上のお子様が保育園の年長(6才)
  2. 2番目のお子様が年少(3才)
  3. 3番目のお子様は生まれたばかり(0才)

子供部屋を小さいながらも

3人のお子様全員に部屋を

割り当てられるようにしておき、

寝室は最小限にして面積を抑えました。

 

しかし、当分の間はお子さん3人と親2人

計5人で寝ることになります。

残念ですがこの寝室の広さでは

ご家族皆さんで

寝られるスペースにはなっていません。

そこで子供部屋の出番です。

子供部屋を分割せずに大きな空間にしておき、

当分の間ご家族全員の寝室として利用するのです。

3分割すると小さな部屋でも、

もとは12.5畳もありますから

ご家族5人で寝ても全然問題ありません。

お子様のライフステージに合わせて部屋の使い方を変えていく

そしてこの後は

お子様のライフステージに合わせて、

利用の仕方を変えていきます。

上の子が中学生になった時

一番上のお子様が中学生になって部屋が欲しいとなったときは、

ご夫婦寝室を使ってもらいます。

ちなみにそれまでは納戸か客室として利用しています。

真ん中の子が中学生になった時

2番目のお子様が中学生になって

部屋が欲しくなったときは、

子供部屋の3つのうち1つ分を間仕切って使ってもらいます。

残りの2つ分で最低でも8畳ありますから

ご夫婦と一番下のお子様で広々利用できます。

下の子が中学生になった時

そして一番下のお子様が

部屋を持つようになった時に、

子供部屋は3部屋に間仕切られて、

一番上のお子様とご夫婦がそれぞれ部屋を引っ越して完了です。

ちなみにこのプランでは

お子様の収納をファミリークローゼットというものでまとめています。

十分な広さがないのに

各部屋にそれぞれ収納を持たせようとすると、

部屋を間仕切るときに不定形の部屋ができたり、

使い勝手上不都合がおきやすくなります。

そのため収納を外に出すことで

室内の形や使い方がすっきりまとまります

お子様が自立する日を考える

今回のようにお子様の年齢差がひらいている場合、

子供部屋は2つだけと考えておいてもよいかもしれません。

一番下のお子様が中学生になったときに、

一番上のお子様は大学生か社会人になっていて

家を出て自立されているという可能性があるからです。

そんなことをいうと少し悲しい顔をされる方もいらっしゃいます(笑)

わかりますその気持ち。

まとめ

  1. お子様の年齢や性別でライフステージを考えて間取りを考える
  2. おウチの中をご家族が引っ越していくことを考える

こうすることで

いつも家全体を余すことなく利用できるようになります。

せっかく建てた家ですから、

端から端まで使い切ってくださいね。