「4畳半(4.5畳)の子供部屋って狭くない?」
「4畳の子供部屋って使いにくくない?」
「狭いと子供たちがかわいそう・・・」
そんな疑問を持たれている方、
いいえ、
実はレイアウト次第で
快適に使えるんです。
この記事をご覧いただければ、
「あ、思ったより大丈夫かも!」
と安心していただくことが
できるかもしれません。
※ちなみにご夫婦を想定した寝室については
別記事でご紹介しています。
「4畳や4.5畳の子供部屋って狭い!?」という不安を解消する使えるレイアウト7例をご紹介
私は普段、
注文住宅の設計をしていますが
少し前までは
- 「個室の広さを充実させたい!」
- 「子供部屋は6畳(収納別)は最低必要!」
- 「子供部屋にもウォークインCLを!」
と希望される方が多かったのですが、
最近では
- 家族みんなで利用するLDKや水回り、収納を広くしてほしい!
- そのためなら個室は小さくてもかまわない
という方が増えてきたように思います。
私自身も
“子供部屋としてのみ
利用する子供部屋”
を広く作るのはもったいないと
考えています。
![](https://halu-ie.com/wp-content/uploads/2018/09/1533b1bf5cbc9729e7a27f3ca8730061-260x300.jpg)
子供部屋は4畳や4畳半どころか3畳でも大丈夫
というわけで、
最近は結構狭い子供部屋を
計画したりします。
最低で3畳の子供部屋も計画
しています。
ただ3畳の空間だけみせると、
さすがに
「我が子がかわいそうでは・・・」
という戸惑いの表情を見せる
親御さんもおられます。
そこでそんな方向けに
以前、
子供部屋3畳の参考レイアウトを
描きました。
![](https://halu-ie.com/wp-content/uploads/2020/11/3037dd62b81877bfd8a77a733f67d9fb-300x183.jpg)
これを見て安心される方も
結構いらっしゃるので、
描いて良かったです。
さて、
子供部屋が3畳でできるのであれば、
当然それ以上でも問題ないわけです。
広くなるとそれだけ
余裕や収納量を増やすことができますね。
今回は
- 4畳
- 4.3畳
- 4.5畳
の子供部屋で
それぞれ部屋の入り方の違う
パターンをプランしてみました。
また、
部屋の中の家具は
造作のクローゼットは
なるべく利用せずに
- ベッド
- 学習机
- 収納
の家具を置いたレイアウト例で
考えています。
4畳子供部屋/レイアウト事例
4畳の子供部屋は
先ほどご紹介した
3畳の部屋が
さらに細長くなったものです。
4畳レイアウト1/短辺入口プラン
4畳の子供部屋で
部屋の出入り口が短い辺の側から入る
プランです。
実際の間取りを計画する際に
一番多いのもコチラのプランですが
こういうタイプは
レイアウトに苦労することが多いです。
上のレイアウトでは少しベッドに
入りにくいのがネックです。
少し狭かったり
細長い部屋の場合、
出入口の位置や家具のチョイスが
重要になってきます。
4畳レイアウト2/長辺入口プラン
こちらは
長辺方向から入るプランです。
出入口の場所にもよりますが、
短辺方向から入るプランよりも
家具の配置は簡単です。
4畳レイアウト3/2層活用パターン
天井高さがあれば
部屋を立体的に利用する
ことを考えても良いです。
画像では造作のロフトベッドで
プランニングしましたが、
難しい場合、
既製品のロフトベッドを
利用しても良いと思います。
4.3畳子供部屋/レイアウト事例
少し狭い子供部屋を考えるときに
一番厄介なのはベッドです。
先ほどの4畳では
部屋の短い方向に
ベッドを配置することはできません。
そのため家具の配置が
難しくなるのですが、
この4.3畳タイプであれば可能です。
そのため4.3畳の子供部屋は
コンパクトさと家具配置の自由度が
高い間取りといえます。
4.3畳レイアウト1/短辺入口プラン
短辺方向から出入りするプランです。
真ん中を通路にして
両側に家具を配置することで
壁際を有効活用できます。
子供部屋面積の割に
家具をしっかり置ける
コスパの良いプランです。
4.3畳レイアウト2/長辺入口プラン
長辺方向から出入り
するプランです。
先ほどと同じように
真ん中に通路がありますが、
通路部分がより広いため
開放感を感じられます。
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4.5畳子供部屋/レイアウト事例
4.5畳もあれば
家具の配置で特に困ることは
ないと思います。
4.5畳レイアウト1/家具シンプル配置プラン
4.5畳あれば、あまり難しく考えずに
家具が配置できるようになってきます。
このプランではオープンシェルフを置きましたが、
クローゼットの奥行(D=60cm)のものでも
置くことができます。
4.5畳レイアウト2/家具Ⅱ型配置プラン
通路を真ん中にとって
両側に家具を置くパターンです。
収納量もまずまず取れます。
ベッド足元の本棚が無い場合は、
さらにゆとりを感じられそうです。
4.5畳レイアウト3/家具L型配置プラン
家具をL型配置にすることで、
部屋に”溜まり場”が生まれます。
4.5畳レイアウト4/ロフトベッド利用プラン
既製品のロフトベッドを利用し、
下に机を配置した、
部屋を立体的に利用したプランです。
背中側は一面クローゼットにしていますが、
この場所を奥行35cm程度のオープン棚にすると、
さらにゆとりが感じられます。
スポンサーリンク“子供部屋を広く使う”ポイントは3つ
もし現在
おウチの間取りを検討中の方であれば
次の3つのポイントを
押さえておくと
家具の置き場所の悩みで
困ることが少なくなります。
狭い子供部屋を効率よく利用する間取りのポイント
- 収納力のあるベッドを活用する
- 壁を残す/窓を最小限で計画する
- 部屋の出入り口はできるだけ中央付近に取る(部屋の端にしない)
ポイント1:収納力のあるベッドを活用する
本来存在するだけで
収納量を大きく削ってしまうベッド
ですが、ベッドの中には
下部に引出収納が付いているものも
あります。
引き出しが開く空間が取れるなら、
圧倒的な収納量アップになるので
非常に心強いですね!
ポイント2:壁を残す/窓を最小限で計画する
「子供部屋はさんさんと
光の入る明るい部屋に!」
という気持ちはわかりますが、
大きな窓や多くの窓を設けることで
どんどん利用できる壁が減っていきます。
当然、家具の置き場にも困ります。
窓は最小限にして効率よく配置しましょう。
また窓の高さも重要です。
少し高い位置であれば、
置き家具にかぶる危険も少なくなります。
(その分窓の開け閉めは
むずかしくなりますが・・・)
ご家庭にもよりますが、
子供部屋の利用で
一番多い時間帯は
夕方からです。
(平日の昼は学校に行ってるため)
そのため窓があっても恩恵が少ないです。
ポイント3:部屋の出入り口はできるだけ中央付近にする
どの部屋についてもいえますが、
特に狭い部屋ほど
出入口は端を避けて
計画したほうが良いです。
(全体の計画上,
どうしようもない場合もありますが)
端から入ると
そこが通路になってしまうので
家具が置けないからです。
中央付近から出入りできる場合の方が
置ける家具が一つ増えます。
この2点を考えるだけで
部屋を100%
使い切ることができます。
是非参考にしてください。
より良い間取りで建てたい人という方は専門サイトを利用すると楽!
これまで、お部屋を有効活用する方法を
ご紹介してきましたが、
やっぱり間取りから検討したいという方は
コチラのサービスを利用するのが簡単で
スピーディです。
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もちろん費用はかからないので、
気軽に利用できるのもポイントです。
検討してみてはいかがでしょうか。
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