一級建築士学科/施工分野/過去問集

一級建築士学科試験/施工分野/地盤調査・仮設工事

一級建築士学科試験の施工分野で出題の地盤調査・仮設工事の設問(毎年5問目あたり)を9年分まとめてカテゴリーに分類しています。

一級建築士学科試験/施工分野/地盤調査・仮設工事過去問題まとめ

地盤調査は構造分野でも出題されるので、施工分野の方では解説をさらっと流しています。仮設工事は仮設足場における数字を押さえることが特に重要です。この記事では仮設足場にまつわる数字を一覧にしてまとめています。

地盤調査

1. スウェーデン式サウンディング試験を行うに当たって、スクリューポイントを確認したところ、最大径33mm の部分で3mm減少し、摩耗して角が取れていたので、新しいスクリューポイントに交換した。h22/5

正答肢です。

2. 標準貫入試験においては、深さ1mごとにN値を測定した後に、地表に標準貫入試験用サンプラーを引き上げ、採取試料の観察を行った。h22/5

正答肢です。

3. 標準貫入試験の結果から得られたN値により、粘性土の地盤の内部摩擦角や相対密度を推定した。h25/5

※標準貫入試験で推定できる内部摩擦角や相対密度は砂質土の地盤のみです。誤答肢

4. ボーリング孔を利用して地下水位を測定するに当たって、設計に用いるための不圧地下水位については、泥水を用いて削孔し、ボーリングが終了した後の泥水の安定水位を用いた。h22/5

5.砂質土の地盤において、不圧地下水位を精度よく測定するため、ボーリンク時に泥水を使わずに掘進する無水掘りを行った。h25/5

※問4は誤答肢、問5は正答肢です。ボーリング終了時の泥水の水位は地下水位とは一致しません無水堀りや清水置換後の水位で判断します。

6.根切り底以深の地盤が粘性土層と砂質土層との互層となっていたので、砂質土層に
おいて揚水試験を行い、被圧地下水位、透水係数等を求めて、根切り工事の地下水処理工法を検討した。h29/5

正答肢です。

7. 平板載荷試験において、試験地盤面については、直径30cmの円形の載荷板の中心から1.0m以上の範囲が水平に整地されていることを確認した。h27/7

正答肢です。

8.平板載荷試験については、地盤の変形や強さ等の支持力特性を直接把握するために、根切り工事後に実施した。h25/5+h22/5+h29/5

正答肢です。

9.地震時における杭の水平抵抗の検討において、地盤の変形係数を推定するため、孔内水平載荷試験を行った。h25/5

正答肢です。

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GL設定・墨出し・遣り方等

1. 建築物の高さと位置の基準となるベンチマークについては、「現場内の移動のおそれのないように新設した木杭」と「前面道路」の2か所に設け、相互に確認が行えるようにした。h23/5

2. 建築物の高さと位置の基準となるベンチマークについては、工事中に移動のおそれのない新設したコンクリート杭及び前面道路の2箇所に設け、相互に確認できる位置にあることを確認した。h27/5

※共に正答肢です。

3. 遣方の検査において使用する鋼製巻尺については、テープ合わせを省略できるよう、検査用に購入した新品の日本工業規格(JIS) 1級のものを使用させた。h27/5

4.墨出しに用いる鋼製巻尺のテープ合わせについては、鋼製巻尺(日本工業規格(JIS)
1級)を3本用意して、それぞれに 50Nの張力を与えて、相互の差を確認した。h28/5

※問3は誤答肢、問4は正答肢です。テープ合わせを省略することはできません

5.特定建設作業に該当する杭打ち作業により発生する著しい振動について、近隣に影響を及ぼす振動の規制基準の管理のための測定場所を、特定建設作業場所の敷地境界線とした。h30/5

正答肢です。

6. 工事現場の周囲へ高さ3.0mの仮囲いの設置に当たり、現場ゲートや通用口は通行人の交通の妨げにならない位置とし、交通誘導員の配置をさせる等、 安全に配慮するよう助言した。h27/5

正答肢です。

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仮設足場

仮設足場は頻出項目です。おまけに色々数字が出てきてややこしいので、試験に出題されている範囲で表にまとめました。参考にしてください。

建築士試験出題の足場関連数字
よくある覚え方かと思いますが、私がしていた数字の覚え方をご紹介しておきます。参考になるものだけどうぞ。

  • 壁つなぎは枠組足場はワク(8と9)、単管足場はゴーゴ、ゴー!(5.5と5)
  • 建枠・建地間隔は先に枠組足場の”2″と”1.85″を覚えて単管の桁方向”1.85″とつなげて覚える
  • 単管足場の壁つなぎ水平方向”5.5″と落下防止用メッシュシートの水平部材の間隔”5.5″をつなげて覚える
  • 人の落下防止手すり(85)と中桟の数字(35~50)をつなげて”35+50=85″と覚える

1. 単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向5m、水平方向5.5mとした。h23/5

正答肢です。

2.単管パイプを用いて床面開口部の周囲に設ける仮設の手摺については、高さを 1.2m
とし、物体落下防止として高さ 10cmの幅木を設け、墜落防止として床から 65cmの位置に中桟1本を取り付けた。h28/5

※墜落防止の中桟は35~50cmの間に取り付けます。誤答肢

3.単管足場の壁つなぎの設置間隔を、垂直方向 5.0m、水平方向 5.4mとし、地上第一の壁つなぎが地上より4.5mの位置に設けられていることを確認した。h30/5

正答肢です。

4. 高さ2m以上の枠組足場の墜落防止措置については、原則として、「交差筋かいに加え、高さ15cm以上40cm以下の下桟、高さ15cm以上の幅木又はこれらと同等以上の機能を有する設備」又は「手すり枠」を設けなければならない。h23/2

正答肢です。

5. 高さが20mの枠組足場の壁つなぎについては、風荷重を考慮する必要がなかったので、垂直方向8m、水平方向7mの間隔で設けた。h24/5

正答肢です。

6.枠組足場(妻面に係わる部分を除く。)からの墜落防止措置として、風荷重を受けるシート類は設けず、交差筋かい及び高さ10cmの幅木を設けた。h26/5

7.手すり枠を設けない高さ10mの枠組足場における墜落防止措置として、枠組足場の交差筋かい及びメッシュシートを設けたので、所定の下桟や幅木を設けなかった。h22/21

※共に誤答肢です。高さ10cmの幅木では人の墜落防止にはなりません。高さ15cm以上の幅木を利用すると、人・物の両方の落下防止に使えます。またメッシュシートは物の落下防止には使えますが、人の墜落防止抑止にはなりませんので所定の対応が必要です。

7.枠組足場において、高さ2m以上に設ける作業床の設置に当たり、墜落防止措置の
ため、床材と建地(支柱)との隙間を 12cm未満とした。h29/5

正答肢です。

8.高さ 40mの枠組足場の強度計算において、鉛直方向の荷重である足場の自重と積
載荷重は建枠で支持し、水平方向の風荷重は壁つなぎで支持しているものとみなし
て部材の強度を検討させた。h28/5

正答肢です。

9.切ばり上部に設けた作業用通路に設ける手摺については、高さを75cmとし、高さ30cmの中桟が設けられていることを確認した。h30/5

10.地下躯体の工事において、切ばり上部に設けた作業用通路については、手すりの高さを100cm とし、中桟の高さを45cmとした。h24/5

※問9は誤答肢、問10は正答肢です。手摺設置高さは最低でも85cm以上必要なのと、中桟は35~50cmの間に必要です。

11. 落下物に対する防護のためのメッシュシートを鉄骨外周部に取り付ける場合、垂直支持材を水平方向5.5mごとに設けた。h24/5

※鉄骨外周部の場合、メッシュシートのための垂直支持部材は4.0mごとに必要です。誤答肢

12. 鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物において、鉄骨上に設けた材料置場と外足場とを連絡するための仮設通路の幅は、手すりの内側で60cm とした。h23/5

正答肢です。

13. 第三者に対する危害を防止するために設ける防護柵(朝顔)は、はね出し長さを足場から水平距離で1.8mとし、水平面となす角度を30度とした。h23/5

14. 防護柵(朝顔)は、地上から5mの位置に1段目を設け、1段目から9m上部の位置に2段目を設けた。h26/5

※問13は誤答肢、問14は正答肢です。

朝顔の設置について
  • はね出し長さは水平距離で2m以上、角度は20~30°。
  • 設置場所は1段目を地上から4~5mの位置に設け、以降は10m以下ごとで設置。

15. 吊り足場(ゴンドラの吊り足場を除く。)において、作業床の最大積載荷重を定めるに当たり、吊り鎖及び吊りフックの安全係数を5以上とした。h26/5

16.吊り足場(ゴンドラの吊り足場を除く。)における作業床の最大積載荷重を定めるに
当たり、吊りワイヤロープの安全係数を5とした。h29/5

問15は正答肢、問16は誤答肢です。

吊り部材の安全係数
  • 吊り足場の吊りワイヤーロープ・・・10以上
  • クレーンの玉掛け用ロープ、杭打ち機の巻上げ用ワイヤーロープ・・・6以上
  • 吊り足場の吊り鎖(チェーン)、吊りフック・・・5以上

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リンク

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