一級建築士学科/計画分野/過去問集

一級建築士学科試験/計画/事務所計画まとめ

一級建築士学科試験に出てくるビル・事務室計画関連寸法・面積についてまとめました

事務所・ビル関連の寸法

・事務所ビルの事務室において、設置するパーティションの高さを、椅子に座った状態で見通しがよくなるように、床から110cmとした。H26問8+H29問6

※110cmは座ったままで見通しがききます。座ったときに見通しを遮るのは120cmからです。共に正答肢

・事務所ビルの計画において、収容人員12人程度の会議室の内法寸法を、5m×10mとした。H26問6

・事務所において、ロの字形に机を配置する会議室’収容人員20人程度)の広さを、3.6m×7.2mとした。H22問7

・事務所ビルの計画において、10席程度の会議室の内法寸法を、3.6m×7.2mとした。H30問7

※一人あたり2~3㎡で計算します。12人程度で24~36㎡、20人程度で40~60㎡必要です。さらにロの字配置の場合より面積が必要です。H26問6は50㎡でゆとりがあります。正答肢/H22問7は26㎡で小さすぎます。誤答肢/H30問7はちょうど良いです。正答肢

・事務所において、300人が執務できるオープン型の執務室部分(机は対向配置とする)の面積の合計を、2500㎡とした。H25問6

※オープン型の対向式の場合一人5㎡が最低で、8㎡が適当です。正答肢

・都市部に計画する事務所とホテルからなる複合建築物において、事務所の基準階の階高を4.2m、ホテルの客室の基準階の階高を3.3mとした。H23問6

※事務所の天井高さを3m程度確保する場合に階高4.2mは必要です。ホテル客室は3~3.5m程度が一般的です。正答肢

・事務所の執務室の計画において、天井に設置する設備の配置や間仕切りの位置のモジュールを、3.6m×3.6mとした。H23問13

※一般的な寸法です。正答肢 ちなみに在来木造工法の住宅でも3.6mモデュールで考えることが多いです。

・事務所の執務室の計画において、在席率が50~60%と想定されたので、座席を在籍者で共有し、スペースを効率的に利用するために、フリーアドレスオフィスを採用した。H23問13

※フリーアドレスオフィスは座席をみんなで自由に選んで使用することで空間の効率的な利用とコミュニケーションを促す形式です。在席率が50から60%以下であることや社員の意識作りが必要です。正答肢

・中規模事務所ビルの計画において、基準階の共用部の主要な廊下の幅員を、2,0mとした。H28/問8

正答肢です。

・事務室内のヘビーデューティーゾーン(重荷重ゾーン)の床の積載荷重を、2,300N/㎡とした。H28/問14

※2,900N/㎡必要です。ちなみに百貨店の床、劇場の固定床も2,900N/㎡です。2,300N/㎡は教室の床荷重です。誤答肢

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ビルの階段・エレベーター

・地上18階建ての貸ビル(基準階の床面積1,200㎡)において、非常用エレベーターの乗降ロビーを特別避難階段の附室と兼用させて、その床面積を15㎡とした。H27/問14

※乗降ロビーは10㎡で附室が5㎡必要。正答肢

・地上28階建ての事務所ビルのエレベーターの計画において、各ゾーンのサービスフロア数を10フロアとした。H27/問14

※コンベンショナル・ゾーニング方式では10階程度で分けて、最大で15階までにする。正答肢

・20階建ての事務所ビルにおけるコンベンショナルゾーニング方式を採用した乗用エレベーターの計画において、1階を出発階とし、2階から10階行きと、11階から20階行きの二つにゾーニングしたH24問13

※コンベンショナルゾーニング方式では10~15に分けた各ゾーンに乗り継ぎ階が存在します。今回の場合、10階か11階に乗り継ぎ階が必要です。誤答肢

・25階建ての一社専有の事務所ビルのエレベーター計画において、エレベーターを行き先別にグルーピング(バンク分け)せずに計画した。H22問13

※ある程度中高層になってくると10階~15階ごとのグルーピングは必須です。誤答肢

・20階建ての自社専用の事務所ビルにおける乗用エレベーターの台数については、エレベーター利用のピーク時の5分間集中率を在館人数の25%として算出した。H26問14

※ピーク時の5分間集中率は自社ビルでは20~25%で貸しビルでは10~15%(自社ビルは出社時間がまとまりやすいのに対して、貸しビルは出社時間がまとまりにくい)です。
なお平均待ち時間は、60秒以上の待ち時間になる確率が3~5%程度でおさえる必要があります。正答肢

・乗用エレベーター(定員24人)のかごの内法寸法を、間口2,150mm×奥行1,600mmとした
。H24問7

正答肢です。製図試験で描くことになりますので覚えておくと一石二鳥です。

・事務所ビルの避難階において、上階からの階段と下階からの階段を連続させない計画とした 。平成22年問4

※避難階が上階と下階からの避難者が一時に合流すると、避難階の出入り口が大変なことになるのと、もし連続させていると勢いに任せて避難階を通りすぎたりすることも考えられます。 正答肢
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ビルのコア

・基準階の平面が25m×20mの低層の事務所ビルの計画において、事務室の適切な奥行きを確保するために、偏芯コアタイプを採用した。H26問14

※偏芯コアタイプは低・中層の事務室に多く事務室の奥行が確保でき利用効率が高くなります。正答肢

・基準階の床面積が2,000㎡の30階建ての貸事務所ビルの計画において、レンタブル比を高めることができ、構造上も有効なセンターコア型を採用した。H22問13

※センターコアはフロアが大きかったり、高層、中高層で多く採用されます。というのも中央にコアがあると偏芯が小さいため構造上有効だからです。正答肢
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事務室内の照明

・事務室内の照明計画において、アンビエント照明の照度を、500lxとした。H28/問14

※机上部を700lxの照度でテラス場合、周辺机の照明は500~550lxあると良いですが、タスク照明の照度が上下するとアンビエントも変化するので問題がざっくりしていますね。正答肢

・省エネルギーに配慮した照明計画において、一般の事務室の机上における照度の目標を750lxとし、昼光センサーと連動して照度を制御する照明器具を選定した。H27/問14

※ちょうど良いくらいの照度です。昼光センサーも省エネルギーに有効です。正答肢
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事務室の設備

・基準階の事務室の床面積を1,000㎡とする貸事務所ビルの計画において、男子小便器3個、男子大便器3個、女子便器4個とした。H28/問14+H22問13

※500~2,000㎡で各2~5個必要です。正答肢

・事務所ビルの便所の計画において、衛生器具の個数を、男女別の想定利用人数と待ち時間に対する利用者の評価であるサービスレベルにより定めた。H25問13

正答肢です。レベル1が良くてレベル3が最低限になります。正答肢

・基準階(床面積3,000㎡)における電気設備スペースや盤スペースのEPSは、事務所ビルを利用する組織やテナントの変化に対応する必要があったので、二次側配線のために集中配置した。H27/問14

※テナントの変化に対応するには分散配置が良いです。誤答肢

・事務室内の排煙については、照明器具に設けたスリットを利用した天井チャンバー方式とし、防煙垂れ壁の下端を天井面から下方へ25cmとした。H22問13

※天井チャンバー方式は天井内を排煙用のチャンバー箱型空間とし天井面に設けた吸い込み口から吸引した煙を排煙ダクトにより排出する方法です。天井をルーバー状にしてその中で納めることで目立ちにくいというメリットがあります。正答肢

・事務室内のフリーアクセスフロアの高さを、100mmとした。H28/問14

※最低40mm程度は必要です。正答肢
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