Sketchupモデルを無料でレンダリングする2つの方法/Kerkythea(カキーシャ)orTwinmotion(ツインモーション)

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sketchupスケッチアップをtwinmotionで無料レンダリング

実は2022年以降から

Sketchup無料版利用者が無料でレンダリングする方法は

非常に少なくなりました・・・

Sketchup無料版の中で、
最も多機能なソフトだった、
『Sketchup make(2017年版)』のダウンロードが出来なくなったためです。

そんな今、

Sketchupモデルを無料でレンダリングできる方法は

ほとんどありません。

それでも

  • とりあえずレンダリングしてみたい!
  • レンダリングソフトを購入するかじっくり検討したい

という方に役立つ記事になっています。

ちなみに現在のSketchup製品の有料・無料の違いについてはコチラの記事をご覧ください

【2022年版】スケッチアップ無料版とPro(有料版)の違いや、それぞれの特徴・違いをわかりやすくご紹介

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目次

Sketchup(スケッチアップ)無料版で『make(2017年版)』を持っていればKerkythea(カキーシャ)、『web(2022年版)』ならTwinmotion(ツインモーション)1択

先ほども申し上げましたが、

高機能な無料版であったSketchup make2017

ダウンロードが出来なくなっていますが、

幸運にもこのソフトを持っている方であれば、

  1. Kerkythea
  2. Twinmotion

の2つのレンダリングソフトがおススメです。

一方、Sketchup Freeしか無いという方で、

まずは

  • じっくりレンダリングの勉強をしたい
  • 使えるようになったら、購入を検討したい

という方であれば

  1. Twinmotion

一択になると思います。

クオリティの高いレンダリングをしていきたい

ということであれば

Twinmotionの方が良いです。

ここからはSketchup make2017年版をお持ちの方向けの

Kerkytheaの説明と、

Sketchup web2022年版を利用している方でも

レンダリングが可能な

Twinmotionの使い方の説明をしていきます。

Sketchup無料版と今回出てくるTwinmotionの体験版は商用利用

不可ですのでご注意下さい。

Sketcupmake2017モデルを利用したKerkythea(カキーシャ)の使い方/レンダリング方法

スケッチアップカキーシャレンダー画像

コチラはSketchupmake2017のモデルをKerkytheaでレンダリングをした例です。

まずはソフトをダウンロード、インストールするところまでご紹介します。

Kerkytheaダウンロードからインストールまで

まず公式サイトからソフトをダウンロードします。

kerkytheaダウンロード1

“Downloads”をクリックします。

すると次の画面に移りますので、

必要事項を入力していきます。

kerkytheaダウンロード2

全て入力し次へ進むとダウンロードできるページに移動します。

Sketchup×Kerkytheaの組み合わせの場合、

2種類のソフトをダウンロードする必要があります。

  1. Kerkythea自体(“Download Kerkythea”と書かれた方)
  2. Sketchup上で操作するためのPlugin(“Download Sketchup Plugin”と書かれた方)

この2種類が必要です。

kerkytheaダウンロード3

2つダウンロードが済んだら、

ダウンロードされたフォルダを表示します。

kerkytheaインストール1

このうちexeファイルの方は

ダブルクリックでインストールします。

rbz(Sketchupプラグインファイル)は

まず解凍する必要があります。

解凍すると現れる

フォルダーをダブルクリックします。

中にはフォルダーとデータがあります。

kerkytheaインストール3

この2つを

そのままプラグインフォルダーに置いたら完了です。

なお、プラグインフォルダーがわからない

という方は

下の記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。

https://halu-ie.com/sketchup-plugin-introduction-method/

SketchupからKerkythea用のデータを取り出す

ではさっそくSketchupでレンダリングしたいファイルを開きます。

sketchupでkerkythea使い方1

※注意:SketchupデータをKerkytheaに移す前に注意しておきたいことが3点あります。

  1. 現在のビューや影の情報をそのまま持って行って、レンダリングする方が簡単で良いので、この時点でカメラや影などを設定しておく。
  2. コンポーネント図形はKerkytheaが反応しないことが多いので、すべて解除しておく必要がある。
  3. コンポーネント解除したsketchupデータは修正などの際扱いにくいので、一度レンダリング用として別保存しておいた方が良い。

先ほどのプラグインインストールが成功していると、

画面上部にKerkytheaのアイコンが登場しています。

このアイコンの中には

照明用の明かりを設置するものもありますが、

とりあえず太陽光のみで

レンダリングすることにします。

Kerkytheaアイコン群の

一番左をクリックしてください。

すると次のような画面になります。

sketchupでkerkythea使い方2

細かい設定があるのですが、

すべてそのままでOKしてください。

するとXMLファイルが作成されます。

sketchupでkerkythea使い方3

このXMLファイルを

Kerkytheaで開いてレンダリングしていきます。

※Kerkytheaでファイルを

開こうとしたときにエラーが出る場合、

ファイル名に日本語を入れないよう変更して、

もう一度開いてみてください。

Kerkytheaの起動と表示方法の変更

sketchupでkerkythea操作方法1

初めはワイヤーフレームで

表示されているのですが

ちょっとわかりにくいです。

まずは表示を変えます。

View→Adjust→Solid Renderingと設定します。

sketchupでkerkythea操作方法2

するとわかりやすく表示されます。

sketchupでkerkythea操作方法3

※この時点で

Sketchupからインポートできていない

モデルが無いかどうか確認しておきます。

コンポーネントやグルーピングされているものは

正しく読み込まれない場合もあります。

その場合はグループやコンポーネントを解除し

再びXMLファイル作成と進めて、

ここまで戻ってきてください。

マテリアルの設定

次にマテリアルの設定をしていきます。

Sketchupからはマテリアルの色柄は

インポートされていますが

反射や透過の情報は正確にはインポートされていません。

ですので、

Kerkythea側でその設定をしていきます。

ガラスのマテリアル設定

まずは窓のマテリアルの設定をします。

画面の窓部分をクリックしてください。

すると画面左側のマテリアル一覧の中で

対応するものが反応します。

そこを右クリック→Edit Materialsとすすみます。

sketchupでkerkythea操作方法4
すると次の画面になります。

sketchupでkerkythea操作方法5

“Matte/Phong”という部分を

“Thin Glass Material”に変更します。

ガラスのモノはこれで設定します

kerkytheaマテリアル設定1

“Reflectance”の項目で

同じく”Reflectance”と表示されている部分で

右クリックをすると一番左に出てくる

カラーチャートのアイコンを左クリックします。

kerkytheaガラス設定

色を選ぶようになりますが、

とりあえず真っ白を選びましょう。

白色を選ぶほど透過性が高く、

色味が付いていると透過される光も

色味が付きます

kerkytheaマテリアル設定2

窓ガラスは以上です。

下部の”Apply Changes”で画面を押し、

画面を戻します。

コレを忘れると変更ができていないまま閉じる事になります。

鏡や液晶など反射するマテリアルの設定

次にテレビの液晶のマテリアルを編集します。

kerkytheaマテリアル設定3

テレビの液晶は透過性はなく、

黒くて鈍く反射させるようにします。

“Matte/Phong”という部分を

今度は”Dielectric/ Glass” に変更します。

鏡なんかはこれで設定します

kerkytheaマテリアル設定4
マテリアルの設定は以下のようにしてみました。
kerkytheaマテリアル設定5

テレビの液晶は以上で完了です。

“Apply Changes”をクリックし画面を戻します。

フローリングや家具などのマテリアル設定

次はフローリングです。

フローリングはテカテカ光る必要はありませんが、

光の反射があるのとないのとでは、

仕上がりの見栄えが変わります。

kerkytheaマテリアル設定6

フローリングは”Matte/Phong”のままで良いです。

“Reflectance”の項目の

“Reflection”を右クリックし

カラーチャートについては

テレビの液晶の設定をした時と同様に

黒っぽい色を選択します。

フローリングの設定もこれで以上です。

ソファーのファブリックなど

光の反射が必要ないマテリアルは

操作しなくても大丈夫です。

空の色を変更

デフォルトの空は青みや赤みの強い空になっているので、

ナチュラルな感じになりません。

空の色を白色に変更します。

Settingsから”Sun and Sky・・・”を選択します。

kerkythea背景空の色変更1

初めに出てくるのはこの画面ですが、

Sketchupからの

情報が引き継がれているので

ここは飛ばして”Next”をクリックします。

kerkythea背景空の色変更2

次の画面はこのようになっています。

kerkythea背景空の色変更3

タブをクリックして”Sky Color”を選択します。

次にMap/Colorをクリックし、黒から白に変更します。

kerkythea背景空の色変更4

これでとりあえずの調整は終了しました。

細かい設定は置いといて

レンダリングしてみましょう。

細かい設定をする場合はRender→Setup・・・へと進みます

kerkytheaでレンダリングをする

画面上部の

人が走っている緑のアイコンをクリックすると

設定画面になります。

kerkytheaレンダリング1

このままOKを押します。

すると画面左上にアイコンが出ます。

レンダリング中です。

kerkytheaレンダリング2

終わったら錠のマークが消えます。

マークが消えたら

今度は木と草原のアイコンをクリックします。

kerkytheaレンダリング3

出力された画像は暗いので、

ここで明るくしていきます。

“Exposure”と”Gamma”のツマミをドラックで調整してください。

kerkytheaレンダリング4

最終イメージの完成です。

初期設定のレンダリングは

そこまでの品質ではないので、

データ内容やPC環境にもよりますが

3分程度で完了(今回の場合は1分30秒)します。

良く見ると影がおかしいのですが、

とりあえずの雰囲気はつかめますし、

kerkytheaを開いてからレンダリング完了まで

5分程度というのは

ありがたいですね!

より精度の高いレンダリングをする場合は、

Renderタブ→Setupに移り、設定を変更しますが、

高精度のものを出力しようとすると

PCを半日は放置することになるので、

注意が必要です。

Kerkytheaの使い方を動画で解説

Kerkytheaの流れがより掴めるように動画も

用意しました。

コチラもチェックしてみてください。

Sketchup Web2022でもレンダリング可能なTwinmotion(ツインモーション)の使い方

sketchupスケッチアップをtwinmotionで無料レンダリング

次はTwinmotionでレンダリングする方法をご紹介します。

今回ご紹介するSketchupモデルを有料ソフトの体験版を使って、

レンダリングする方法は、

実はV-rayやPodiumなど他のソフトでも可能です。

しかし、

利用期限が無い上に、

操作方法の制限がほとんどないのはTwinmotionだけです。

私はTwinmotionを購入していますし、

仕事でもほとんどコレでレンダリングしています。

そのため、

「まずは高性能のレンダリングソフトを使って、

じっくり勉強したい!」

という方にうってつけです。

Sketchup Web(2022年版)モデルをTwinmotionでレンダリングする手順

スケッチアップ2022を無料でレンダリング1

Sketchup側で上のようなモデルを作成してみました。

スケッチアップ2022を無料でレンダリング2

メニューから”ダウンロード→SKP”を選択します。

スケッチアップ2022を無料でレンダリング3

バージョンは最新のものでOKを押します。

Sketchup側はこれで完了です。

スケッチアップ2022を無料でレンダリング4

次にTwinmotionを開きます。

Twinmotionの導入方法について知りたい方は下の記事をご覧ください。

Sketchupモデルをビジュアライズ!Twinmotionの特徴やインストール手順をわかりやすくご紹介します。

スケッチアップ2022を無料でレンダリング5

“Import”から先ほど保存したskpファイルを選択し、開きます。

スケッチアップ2022を無料でレンダリング6

メニュー画面は今は特に触らなくても良いですが、

CollapseはKeep hierarchyを

選択しておいてください。

スケッチアップ2022を無料でレンダリング7

インポートして、画面を移動させると

どこかに先ほど作っていたモデルが登場します。

スケッチアップ2022を無料でレンダリング8

地面を芝にして、背景を少し変更しただけですが、

そこそこ綺麗にみえます。

SketchupモデルをTwinmotionでレンダリングする方法を動画でご紹介します。

わかりやすいように動画も作成しました。

上のレンダリング内容からもう少しだけ踏み込んだ内容まで

ご紹介していますので、

コチラもご覧ください。

Sketchupのモデル作成方法が知りたい

Sketchupで住宅や家具をつくる手順もご紹介しています。

お時間ありましたらそちらもよろしくお願いします。

https://halu-ie.com/sketchup-modeling/

https://halu-ie.com/sketchup-make-furniture-desk/

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