私は普段注文住宅を設計していますが、
一般的には収納別で
6畳から8畳程度まで
確保するのが一般的な寝室ですが、
これを3畳(関東間)で計画したら
どうなるか検討しました。
収納を他に設けなければならず、
かなりコンパクトですが、
最大二人用の寝室として
利用することもできることがわかりました。
ちなみに今回のようにコンパクトな寝室の場合、
ウォークインクローゼット(WIC)があると心強いです。
別記事でWICの間取りの基本もご紹介していますので
こちらもご覧ください。
※なお、お子様のお部屋3畳の検討記事は
コチラで書いています。
【関東間】3畳の寝室の広さはこんな感じです。
一般的には芯線間910mm(909mm)□のマス6つ分の広さです。
910mmは”芯~芯間”のため
実際に使える”有効寸法”は
壁の厚み分狭くなります。
現在おウチを計画中の方は
有効寸法を設計者に聞いておきましょう。
3畳でいうと大きく分けてこの2種類が当てはまります。
(正方形の方は少し違いますが)
登場するベッドサイズ一覧
今回登場するベッドのマットレスサイズを一覧にしました。
多少振り幅はありますが、
だいたい以下のようなサイズで
販売されていると思います。
- シングルベッド/幅950mm*長さ1950mm
- セミダブルベッド/幅1200mm*長さ1950mm
- ダブルベッド/幅1400mm*長さ1950mm
- クイーンベッド/幅1600mm*長さ1950mm
- キングベッド/幅2000mm*長さ1950mm
※ちなみに掛け布団は各サイズのマットレスの各幅に
幅は+50cm/長さ+15cm
程度となります。
3畳寝室レイアウト事例4パターン
では早速寝室レイアウトをご覧ください。
長方形3畳寝室/短辺出入口×2人用(ダブルベッド/クイーンベッド)
3畳の短い方に出入口のあるプランです。
少々キツめですが、
ここにダブル~クイーンベッドを置いてみました。
二人用寝室として利用可能です。
ベッドの足元から潜り込むスタイルになります。
ベッドの組み立て、マットレスの搬入が困難なため、
出入口を引き違いにして、
取り外しができるようにしておいた方が良いです。
長方形3畳寝室/長辺出入口×1人用(シングルベッド)
長辺方向に出入口があるプランです。
コチラの場合はセミダブルが精いっぱいだと思います。
ということで一人用寝室としての利用をおススメします。
また開き扉の場合、部屋外に開くようにしましょう。
正方形3畳寝室×2人用(ダブルベッド/クイーンベッド)
3畳正方形タイプの寝室で少し強引に
ダブル~クイーンベッドを置いたプランです。
出入口の関係上、
ベッドの向きがこのようにしか置けません。
奥の人が出にくいですね。
また扉の開き方向にも注意が必要です。
正方形3畳寝室×1人用(シングルベッド/セミダブルベッド+クローゼット)
こちらも正方形3畳のプラン。
シングル~セミダブルベッドを置きます。
一人で利用する寝室としては、
一番使い勝手が良さそうです。
3畳寝室で二人寝ることは一応可能!だけどやっぱり一人の方が使いやすい・・・
二人用の寝室として一応利用可能ですが、
出入口や窓の位置、そして配置するベッドは
十分に確認する必要があります。
特に最近のベッドは大容量収納付きの
ものもあり、
どうしても収納力の不足しがちな
コンパクトな寝室にはうって付けだと
思います。
広さの違う寝室レイアウトも知りたい
ちなみに
このブログでは他にも
“寝室4畳バージョン”や
“お子様部屋4畳バージョン”もご用意しています。
お時間がありましたら是非ご覧ください!
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