1000人のアンケート結果から見えた、多くの注文住宅の先輩家族が失敗した【部屋の寒さ】を特集します。

注文住宅寒くて後悔

最近「エコハウス」とか「高気密高断熱住宅」などよく目にすることも多くなり、建築会社とともに建て主が少しずつ住宅の断熱性能に目が向く様になってきたのは良いことです。

一方で断熱・気密の施工に力を入れていない会社を選んでしまった建て主が、実際に住み始めて真冬のあまりの寒さに後悔している方のブログも見かけます。

全員がブログをしているわけではありませんから、実際にインターネットに出てくる情報はわずかです。

そう思うと、他の注文住宅を建てられた先輩家族は自分の家のどこを不満に思っているか知りたいですよね。

今回は住宅の専門書籍「建築知識ビルダーズ」の資料を引用させてもらいながら、主に家の暑さや寒さの不満をお伝えしようと思います。

あともう一つ大事なこととして、

実は家の断熱性能や気密性能はハウスメーカーや工務店【以降ビルダー】を選んだ時点である程度決まりますので、どこに任せようかと考えるときに、デザインや価格だけでなく是非断熱性能や気密施工についても気を付けて会社選びをしてください。

注文住宅を建てた先輩家族の多くが家の暑さ寒さに満足できていない

私が良く読んでいる建設会社御用達の専門誌、

建築知識ビルダーズNo.28の特別付録の中に[先輩家族1000人に聞きました]と題して、

実際に注文住宅を建てた1000人もの住人に、住む前に重視したこと実際に住んでみての満足度についてアンケートをしたという面白い記事が掲載されています。

参照:建築知識ビルダーズNo.28の特別付録

 

結果は

住宅を新築する中で[間取り]や[デザイン]は重視する人が多く、この2項目については住んだ後の満足度も高いのに対し、

[冬の温かさ]や[夏の涼しさ]は先の2項目と同じくらい重視していた方が多いわりに、住んだ後で満足度が下がるという結果になっています。

部屋の快適さは目に見えないので後悔しやすい

結果をみて思ったのは、間取りやデザインは建て主が見てよくわかる項目なので、要望と実際に開きが無くて満足できているのが、

冬の暖かさや夏の涼しさは目に見えないことやビルダー次第で大きく変わるため、ビルダーに任せていざ住んでみると自分の感覚と現実に大きな開きが出てくるのでしょう。

建売住宅だと寒い冬に見学に行かせてもらったりして、実際の室温を体感できますが注文住宅ではそうはいかないというのが難しいところですね。

高断熱リフォームは同じ内容で新築時の3~5倍費用がかかる

住み始めたころは年齢も若いので、暑さ寒さも我慢しながら生活できますが、

年を重ねるにつれて辛さを感じるようになります。最近では洗面所や風呂、トイレの室内の寒さからくる「ヒートショック」も問題になっていますよね。

そして快適さを求めて家の断熱リフォームを考える方が増えています。

私のところにも断熱リフォームを求めにこられる方が増えていますが、見積もり金額にびっくりされることが多いです。

何故かというと、おなじ断熱性能にする場合でも新築とリフォームでは費用に大きな違いがあるからです。

新築時に窓の断熱性能を上げていれば全ての窓のランクを上げても30万円程度で済んでいたものが、リフォーム時に内窓を設けると80~100万円になり、

新築時なら50~100万円で済んだ壁や天井などへの高断熱工事リフォーム時だと床、壁、屋根、天井を壊して施工し、そのあとまた仕上げをしないといけませんので300~500万円はかかります。

もちろん、大規模なものであれば住みながらは難しいので、部屋にある荷物の移動や仮住まいを借りるなど雑費も大きくのしかかります。

暖かい家は他にもメリットがある

冬場でも暖かい家は、寒い家に住んでいる方より健康でいられる割合が高いことが最近の調査がわかっています。

そして空調を控え目に利用しても十分に暖たまるので、空調費用も大きく削減できます。

ですのではじめは無駄遣いに思える断熱向上に掛ける費用は後で回収できるようになるので、

できるだけ新築時に断熱性能はあげておいた方が良いと考えています。

住宅の気密施工は一朝一夕ではできない

先ほど、

家の断熱性能や気密性能はハウスメーカーや工務店【以降ビルダー】を選んだ時点である程度決まります

と書きましたがどういうことかというと、

まず【断熱性能】については、

普通ビルダーは自分たちの得意な断熱材を繰り返し使います。

材料を変えると施工手順などが変わって煩わしいですし、何回も同じものをつかった方が大工の施工の練度が増して安定した品質で提供できるというのもあります。(窓の性能は比較的簡単に変えられます。)

断熱材の中には専用の機械が必要な断熱工法もありますので、急に「断熱材を変えてください」、というと金額が跳ねあがることもあります。もちろん技術面でも不安が残ります。

ですのでほとんどの場合、ビルダーが標準としている断熱材ですすむことになります。

そして【気密性能】は特に注意してください。

ビルダーごとでレベルが大きく変わります。

断熱性能というのがダウンジャケットでいう羽毛の品質や量だとすると、気密性能縫製技術にあたります。

ダウンジャケットの縫製が甘いと羽毛が抜け落ちるし、関節部分の縫製が甘いと、そういう羽毛が入り辛いところから冷たい空気がスース―入ってきて寒いですよね。そして縫製技術は簡単には上達できないというのもおわかりいただけますでしょうか。

たとえ、大金を掛けて無理を言って最高級の羽毛をたっぷりと使ってくださいという所までは事前に指示をしたとしても、肝心の縫製技術が悪いと何をしても無駄になります。

もう一つ気密性能のやっかいなところとして、

断熱性能は家を建てる前にPCでシミュレーションをして、断熱性能が良いのか悪いのかある程度把握できますが、気密性能は家ができあがった後でしか調べることができないのです。

そして調べた結果、気密性能が悪かったとして、特別な補償をビルダー側で設けていない限り、気密性能が悪いというくらいではやり直しはしてもらえません。

それ以前に調査には特別な機械が必要ですので、まず気密状態を調べることのできるビルダーも少ないです。

気密施工の優れたビルダーを選ぶためにはホームページなどでビルダーの情報を集めるしかない

気密施工に自信を持ったビルダーの特徴としては、この気密調査を全棟行っている事が多いです。当たり前ですが、自分のところの施工技術についてなんにも考えていなかったり、または不十分だと考えている会社はそんなことは怖くてできませんよね。

ただしホームページなどでこういう会社を確認できれば良いですが、なぜか強くアピールしていない会社もあるので、実際に話を聞いたりパンフレットや資料を見せてもらわないといけないことも多いです。

専門のサイトから気になるビルダーを調べるのが有効

ご自身でそれぞれの会社の特徴を調べるのは大変な作業になります。

また、それぞれに個人情報を出すのも煩わしいですし、大変ですよね。

そんな方は以下のサイト「タウンライフ」がおすすめです。

私が勤務している会社にもここのサイトから資料請求をされる方が非常に多いです!

数ある注文住宅施工会社検索サイトの中でも一番の特徴は

気になった複数の会社に間取りプランを提案してもらえるところです!

注文住宅を建てる会社を選ぶわけですから、気になった会社の性能や特徴の資料と一緒に

間取りの提案を受けたいですよね。特に土地を持っておられる方ならプランをもらうのは必須だと思います。

実はこれまでお話した断熱性能は同じ断熱材や窓の性能でも建物の形や間取りによって全て違ってくるのです。

ですので、ご自身の希望に近いプランでデザイン力や価格、それに断熱性能を把握し、そこが気密施工にも強いことがわかったら申し分ありません。(もちろんプランは後で自由に変更がききます。)

私自身は土地やご希望に沿ったデザインや間取りのご提案に加えて、そのプランで建てた場合の断熱性能や年間の部屋の室温シミュレーションなどもプレゼンしています。

このように各社様々な特徴を持っていますので、

会社の特徴とプラン提案が同時にチェックできれば時間も短縮できますし、各社比べるのも楽だと思います。

是非チェックしてみてください。