【全レイアウト3D図解付き】6畳の子供部屋を2人で上手に使うアイデア集

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6畳子供部屋二人で分けるプラン中学生高校生
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共同利用?個室化?6畳の部屋を2人で使うベストな方法を徹底比較!【3D図解】

この記事は普段、注文住宅を設計している視点から
6畳の子供部屋の利用方法について書いています。

部屋を分けてプライバシーを優先するか、一緒に広く使うかそれが問題だ。

6畳子供部屋二人で分けるプラン中学生高校生

6畳の部屋であれば
何とか3畳の個室2部屋とすることもできます。
その場合、おそらく上の画像のように分割する
場合が多いかと思います。

分割する場合、
両方の部屋に採光や自然換気、
(条件によっては排煙換気)ができる窓が
必要になります。

特に高校生になると、勉強時間が増えたり、
進路のことで一人になりたい時間が増えたりと、
「自分の空間を持ちたい」という気持ちが強くなってきます。

一方で家の間取りの都合で、6畳の部屋を兄弟姉妹2人で
使わなければならないというケースも少なくありません。
そのため

『6畳空間をいかに使いこなすか』
というのは非常に重要になってきます。

あとで解説しますが、

6畳を1室として利用した方が
空間は有効に使え、収納も広くとれますが
中学生・高校生のお子様同士の場合、
一部屋あたりは狭いながらも
プライバシーを優先させるために
部屋を分けたいか、お子様の意見も
聞いて計画していきましょう。

迷ったらこれ!6畳子供部屋の分け方3選とメリット・デメリットをプロ目線で解説

ではここからは

6畳の部屋を2人で利用する場合の

レイアウトを以下の3パターンそれぞれで
紹介していきます。

  1. 6畳を2人で共同利用する場合
  2. 6畳を間仕切り壁で分割する場合
  3. 6畳を造作2段ベッドで分割する場合

3つとも

メリット・デメリットがありますので、

どのタイプが良いかの

検討材料にしてください。

6畳を2人で共同利用するレイアウト

6畳子供部屋二人共同利用レイアウト

2人で同じ部屋をシェアする場合のレイアウトです。

2段ベッドを利用することで、
空間を有効利用しています。

メリットは

  • クローゼット他収納量が確保しやすい点
  • 部屋を広く利用できる点
  • またエアコンの台数ができる点

です。

一方デメリットは
やはりプライバシーの確保が難しいという点ですが、
お子様が
特に問題が無いということであれば
一室で過ごすほうが良いと
個人的には思います。

子供部屋を3畳×2部屋に分けるレイアウト/間仕切り壁

6畳子供部屋二人個室部屋3畳間仕切り壁で分割

部屋を二部屋に分ける場合のメリットは

  • プライバシーの確保
  • 落ち着きのある空間の確保

ができる点です。

完全に間仕切り壁をつくれば
多少音の心配も減り、
プライバシーに配慮できるため、
中学生や高校生など
年頃のお子様にとっては
ありがたいかもしれません。

子供2人男女の場合は壁で分けるのがメインの選択肢になる

特に年の近い、
男女のお子様がいる場合は
2部屋に分割をした方がよい場合が多いと思います。

ただし1部屋が3畳となりますので、
少しでも部屋を広く使いたいですよね。

そこで次のような工夫をしてみてはいかがでしょうか

手軽に設置できるロフトベッドも検討

子供部屋ロフトベッド下デスク

先ほどのレイアウトから
ベッドを既製品のロフトベッド
変更した場合のレイアウトです。

ベッド下に机と収納を取ったので
先ほどよりも部屋を広く使えます。

間仕切り=壁を作るとは限らない

間仕切り壁を作るまでせず
カーテンで間仕切っても
空間に籠り感が生まれ、
落ち着ける部屋になります。

なお、
部屋の間仕切り方の特徴について
気になる方はこちらの記事で
詳しく紹介していますのでご覧ください。

デメリットは
収納量の確保が難しいという点と
(間仕切り壁を作った場合)エアコンが2台必要になるという点です。

また、2部屋に上手に分割するためには
以下の条件が整っている必要があります。

  • 出入口の場所
  • 窓の場所
  • 家具の配置

この中で、特に窓と出入口の場所は重要です。

既存の部屋を2部屋に分割する場合は
このあたりが非常に難しくなります。

なお、3畳の子供部屋のレイアウトは
下記の記事で
詳しく説明しているので参考にしてください。

また

エアコンが2台必要になり、
出費がかさむのも痛いところです。

どうしてもエアコン1台で済ませたい場合は
コチラの記事が参考になると思いますので、
併せてご覧ください。

子供部屋を3畳×2部屋に分けるレイアウト/造作2段ベッド

6畳子供部屋二人分割個室部屋プランB2段ベッド

こちらも2部屋を分割していますが、
間仕切り壁ではなく、

造作の2段ベッドで分割しています。

“造作”と書いているのは、
既製品では部屋を完全に
間仕切ることができないからです。
大工さんにベッドの骨組みだけ
作ってもらって
既製品のすのことマットレスを
置いて利用すると、
金額的に少し抑えられます。

2段ベッドを利用することで
空間を有効活用できます。

間仕切り壁で部屋を分割した時同様

プライバシーの確保をしながら、
さらに部屋が広く使える

というメリットが生まれます。

ただしこの場合もエアコンの問題は
でてきます。

このプランの場合は
壁が特に少ないので
エアコンの設置位置は
室外機置場も含めて
よく考えておく必要があります。

ex:高校生のお子様同士で2段ベッドを検討する場合

特に高校生同士の兄弟姉妹で2段ベッドにする場合は、
上段と下段での音やプライバシーの面で
特に問題が出てくるため、

置き家具を使わず、できるだけ造作家具として作るようにし、
上下を隔てる床に断熱材や遮音材を敷くようにするなど、
音の問題を解消する必要があります。

小さな子供部屋でもロフトが使えるともっと使いやすくなる

限りある面積の中で
どうしても部屋を取りたいという場合は

ロフトを活用するのも手です。

ここでは
先ほどご紹介したレイアウトから、

布団をロフトに持って行った場合

レイアウトを2つご紹介します。

6畳部屋とロフトを2人で共同利用するプラン

6畳子供部屋ロフト活用ロフトを就寝スペースに利用

屋根がかかってくる部分で
ロフトを設けた場合のレイアウトを
描きました。

はしご下の空間にテレビ台や
本棚なんかを設置できるスペースができました。

3畳+ロフトを2部屋に分けたプラン

6畳子供部屋ロフト活用6畳部屋を3畳+ロフト2部屋に分割

扉付きのクローゼットが用意でき、
少なかった収納スペースが改善されました。

ロフト利用時の注意点

子供部屋にロフトを付けてあげたいと
考える方は多いですが、

ロフトは建物の全体計画
(屋根のかけ方・断熱方法・構造耐力・法規)

との兼ね合いがあるため、
採用を希望される場合は、
営業・設計の人間に
初めから要望を伝えておきましょう。

また、以外と邪魔になるのがハシゴです。
ハシゴがある部分と
上り下りの部分は
デッドスペースになるため注意が必要です。

使うときだけ移動できる
可動バシゴにはしておくものの、
軽量といわれるアルミ製でも
まあまあ重量があります。

小さなお子様だと架け替えが難しい上、
上り下りの頻度が高い場合、
最終的には移動させなくなります。

ハシゴの配置はできるだけ
移動させなくても邪魔にならない場所
計画しましょう。

ちなみに私がいつも採用している、
ロフト用昇降用はしごはコチラです。

色々な高さのはしごが選べるほか、
架け替え用はしご受けや補助手摺など
バリエーションが豊富です。

いろんな広さを比較して、ベストな子ども部屋を!

6畳という限られた空間の中で快適な部屋を作るためには
単に部屋を「仕切る」だけでなく、

  • 集中できる環境
  • 個別の収納生活
  • リズムの違いへの配慮など

多方面からの工夫が必要です。

このため、兄弟姉妹の関係性や成長段階に合わせて、
半年~1年ごとにレイアウトを見直す柔軟さも、
狭い部屋を有効に使うコツのひとつです。

そのため、

お子様が小さいうちはできるだけ部屋の工事を
行わずに対応できる、簡易的な間仕切り等で
状況を見守る

というのが大切だと思います。

また、他の畳数だとどのような暮らしが可能かを
事前に理解しておくことも重要だと思います。

自宅にぴったりの子ども部屋を見つけるなら?
3畳・4畳・6畳…広さ別に比較できるまとめ記事もチェックして、
理想の子ども部屋づくりを目指しましょう!

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