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【意外と簡単】スケッチアップ(sketchup make)用のシームレスなマテリアル(テクスチャー)を自作してみた。/スケッチアップ使い方

スケッチアップテクスチャーマテリアル自作

この記事では

無料3Dモデリングソフト(近年のバージョンのモノは商用は不可です)である、

スケッチアップ(sketchup make)で利用できる

シームレス(継ぎ目のない)なマテリアルを自作する方法をご紹介します。

※今回はスケッチアップに取り込む方法などをまとめていますが、

一度作ったマテリアル(テクスチャー)は他のモデリングソフトのテクスチャーにも

採用できると思います。

やってみると意外と簡単だった、スケッチアップ(sketchup make)のマテリアル作成法をご紹介/スケッチアップ使い方

建築物のモデリングにも適しているスケッチアップですが、

通常のマテリアルは正直イマイチなものが多いんですよね。

せっかく良い空間を作ってみても、マテリアルがカッコよくないと

魅力的に見えません。

例えば元々入っているマテリアルでフローリングを描くとこんな感じです。

スケッチアップマテリアルテクスチャー元そして今回作ったのがコチラ。

スケッチアップ(sketchup)自作マテリアル作成9

素材感が変わるだけでぐっと雰囲気が変わってきますよね。

インテリアパースでビフォアアフターを見比べる

もちろん、床だけでなく壁の内外装や家具に自作のマテリアル(テクスチャー)を利用すると

より、自分が描いているイメージに近づけます。

例えば、インテリアパースを例にあげると

初めから入っているマテリアルで作成したものがコチラです。

スケッチアップマテリアル変更前インテリアパース

デフォルトのマテリアルで一番弱いのが『木』です。

木目が無いので木部は全体的にイメージダウンします。

また壁の左官仕様やタイル、布のテクスチャーでも

ちょうど良いものが無いと、せっかくのパースなのに

イメージがつかみ取りにくいです。

これを全て自分で用意することができれば

自分の描いているイメージにぐっと近づけることが出来ます。

スケッチアップマテリアル自作インテリアパース

こちらは試しに木部全般、内装壁、窓外の外壁、布などを

新たなマテリアルに変更してみました。

この内装デザインが良いかどうかは別ですが、

それぞれのマテリアルに凹凸があるように見え、

雰囲気に深みがが出てきました。

このように自分のイメージに近づけるためには

マテリアルを新調するのが一番です。

(私がお客様にパースを見せる場合は、

商用利用が可能なグーグルスケッチアップ7から

podiumでレンダリングをして、

最後にレタッチをしたものをお見せすることが多いです。)

マテリアル作成時に必要な『シームレス画像』を用意する方法は3つある。

スケッチアップをはじめとする、

モデリングに使うテクスチャーの大半で必要なのが

画像の『シームレス加工』です。

シームレスというのは継ぎ目がないということですね。

後で画像で説明するので、ここでは説明を省きますが、

この、シームレス加工された画像を用意する方法は3つあります。

  1. 全く何も無い状態から自分で手作りする
  2. 自分で撮影した画像やフリー素材をシームレス加工して利用する
  3. シームレス加工された素材をそのまま利用する

1つ目はphotoshopなどを利用して、

全く何も無い所からペンツールで描いていく方法です。

これはモノにもよりますが、本当に難しいんです。

光沢のない左官仕上げなんかはまだ可能ですが、

木目や光沢のあるタイルは難しいです。

“頭の中にあるイメージが鮮明だけど

サンプル画像が手元にない場合”、

または

“お絵かきが得意な上級者向け”の画像取得方法です。

2つ目は自分で現物のテクスチャー写真を撮ったり、

フリー素材をダウンロードして、

それをシームレス加工する方法です。

この方法は

自分のお気に入りの素材サンプルが手元や

ネット上に存在していれば

比較的自由に素材画像として利用できます。

さらに写真画像を加工するので、

簡単な割にリアリティのあるテクスチャーに仕上がります。

3つ目はシームレス画像をダウンロードできるサイトから取得する方法です。

当然これが1番てっとり早いです。

例えば”フリーテクスチャー素材館“というサイトもお世話になっています。

しかしお気に入りの素材があれば良いのですが、

選択肢は狭まります。

今回のお話は2番目の作成方法について書いていきます。

※スケッチアップでマテリアル登録する流れを書いていますが、

シームレス画像の作成方法は

どのモデリングソフトでも通用する方法です。

画像取得からスケッチアップのマテリアルに登録する大まかな流れ

全体の流れはこのようになります。

  1. 写真やネット画像から素材画像を用意する
  2. 画像をシームレス加工する
  3. スケッチアップに登録する

1つ目の画像素材用の写真撮影をする時の注意事項は、

“アオリ”が無いように正面から写真を撮る事、

光沢感のある素材は光の反射や影、

撮影者の移りこみに注意する必要があります。

おススメは直射日光の少ない曇天の屋外で撮影すること。

色味などの修正が必要なくて使いやすいと思います。

では詳しく書いていきます。

1、素材となる画像を取得する

ここではネット上で画像を探して取得する流れを書いていきます。

まずフローリングとして使えそうな画像を探します。

今回はフリー素材をダウンロードできるサイトから拝借しました。

https://www.photo-ac.com/

photoacトップ画像参照:https://www.photo-ac.com/

トップ画像に”フローリング”と入れると、

様々なフローリング画像が出てきます。

といっても素材として利用できるものは数点に限られますが、

この中で正面からフローリングを撮影した画像を利用します。

※ダウンロードをするためには登録が必要です。登録は無料です。

ダウンロード時は広告を見せられたり、アンケートの協力を求められるのが

若干面倒ではありますが、ほとんどの素材が無料でダウンロードできます。

スケッチアップ(sketchup)自作マテリアル素材集め参照:https://www.photo-ac.com/

今回パースで利用したフローリング素材は

添付画像の左上の画像で作っています。

(自分が撮影する画像を利用する場合でもこのように撮影しておきたいです。)

※趣味で利用する程度のモノ(ウェブにアップしたり、商用利用したりしない)であれば、

フローリングを販売する会社の画像データを利用するという手も考えられます。

様々な樹種の取り扱いがあり、画像も真上からの画像が多いです。

さて、ここで試しに先ほど取得したjpg画像をマテリアルに使ってみましょう。

スケッチアップマテリアルテクスチャー元

マテリアルタブの編集→追加→選択と進みます。

スケッチアップ(sketchup)自作マテリアル貼り付け1

開くと下の画像のような感じになります。

縮尺が小さすぎるので程よい大きさに数値を変更します。

スケッチアップ(sketchup)自作マテリアル貼り付け2変更するとテクスチャーとしてはちょうど良い感じになりました。

スケッチアップ(sketchup)自作マテリアル貼り付け3 スケッチアップ(sketchup)自作マテリアル貼り付け4

しかしフローリングの張り方としては変ですよね。

不自然にリピートを繰り返しているのが目立っています。

フローリングでも左官でもタイルでも、

シームレス加工をしていないと、

このように継ぎ目が不自然になるので

大きな面で利用する場合は必ず画像加工が必要になってきます。

2、画像をシームレス加工する

画像加工するのはフリーソフトであれば『GIMP』が

有料ソフトであれば『PHOTOSHOP』が

使いやすいです。

まず画像の両端を整えます。

フローリングの場合であれば、

ちょうど良い継ぎ目の位置で範囲選択して切り抜きします。

画像のシームレス加工というのは

画像の上下端、画像の左右端を同じにするということです。

順を追って説明します。

画像を複製します。

その後、その画像を水平方向に反転します。

複製したものが反転されたということは、

元画像の右端と複製画像の左端が同じように

(厳密にいうと全く一緒ではありませんが)

なったということです。

ここで『複製画像の方の右側を消しゴムで消せば』

左右が似たような仕上がりになり、シームレスになります。

(ここではわかりやすくするように元画像を非表示にしていますが、

実際に作成する時は表示させたまま、

複製データに消しゴム処理を行います。

不自然にならないように調整しながら消していってください。)

スケッチアップ(sketchup)自作マテリアル作成4b

上と下の画像を表示させた状態で”下のレイヤーと結合”をすると、

左右が揃った画像になりました。

 

もう一度複製して、今度は垂直反転をします。

手順は先ほどと変わりません。

スケッチアップ(sketchup)自作マテリアル作成6b

完了後レイヤーを再び結合させます。

これで上下、左右に継ぎ目のないデータを作成できました。

今回はフローリングで利用するため、

フローリングの継ぎ目を描いていきます。

鉛筆、もしくは筆ツールで黒色(濃いグレー色)で線を引きます。

※今回は等間隔で線を引いていますが、

乱尺張りにしたいのであれば、

感覚的に線を引いていってください。

(この時気づいたのですが、順番に線を引いていくと

左右端の線が揃ってしまいましたので

1列切り取りました。)

スケッチアップ(sketchup)自作マテリアル作成7

以上でシームレス画像の完成です。

スケッチアップ(sketchup)自作マテリアル作成8

シームレス画像をスケッチアップのマテリアルに登録する

ひとまずできたjpg画像をマテリアルに設定します。

マテリアルの編集→追加→選択とこれは初めにお伝えした操作と同じです。

マテリアルが張り付けられると、

選択タブ→モデル内に新しい画像が出てきています。

※この状態のままだと画像を張り付けただけで

マテリアルとしては登録されていません。

他のファイルで、

最初からマテリアルとして選択できるようにするには、

『マテリアル登録』が必要になります。

ここで右クリックして”名前を付けて保存”します。

ここでとても注意事項があります。

 スケッチアップマテリアル保存場所は要注意

“名前を付けて保存”を選択した後に

“Materials”のフォルダーが出てきていれば

その場所までのルートは必ずメモかショートカットキーを

作っておいてください!

スケッチアップのマテリアルの保管場所は

バージョンによって異なる上、

マテリアルの保存場所はダンジョン系RPGのラスボス並みに

深淵の地底に存在しています。

プラグインフォルダーも同じ場所にあります。

何か操作をしてしまって、

うっかりフォルダー場所を見失うと、

たどりつくことが非常に難しくなりますので、

注意が必要です。

ちなみにスケッチアップ2017のマテリアルは

appdata(これが隠しフォルダーになっている場合もあります、

表示されない場合は隠しフォルダーを表示させる設定にしてから進んでください)の

さらに下の方に存在しています。

この”Materials”フォルダーの中に保存します。

スケッチアップ2017マテリアル保存場所a

スケッチアップ7の場合はコチラです。

マテリアルフォルダーを開いた後はこのように

デフォルトのフォルダーがずらっと並んでいます。

スケッチアップ7マテリアル保存場所a

私がよくする保存方法としては、

  1. フォルダー名、skmファイル名とも日本語は使わない
  2. デフォルトフォルダーにskmファイルをそのまま入れるのではなく、zisakuフォルダーをカテゴリー別で作って(zisaku wood ,zisaku tile等)、自作したものはそこに入れ込んでいく

というようにしています。