この記事では
照明器具のペンダントの設置で
よくやりがちな家具とのズレという失敗と、
それを防ぐための解決方法について
住宅設計者である私がご紹介します。
【よくある失敗】テーブルとペンダントライトの位置がずれてしまう
注文住宅の打ち合わせ当初、
「なんとなくこの辺かな~」と決めた
ペンダントの電源位置。
いざ引き渡しを受けて
お気に入りのテーブルを配置してみると発生する、
“ペンダントライトがテーブルの真ん中にこない問題”
「テーブルの置き方、
飽きてきたから
ちょっとテーブル動かそうかな~」
と思ったときにも出てくる
“ペンダントライトがテーブルの真ん中にこない問題”
コチラ、よくありがちとはいえ
気になる方はイライラしますよね。
電源の場所は後で変更が難しく、
後悔する場合も・・・
こういった後悔を少しでも減らすには
次の2つの方法しかありません。
- 置く予定のテーブルの置き場を
しっかり確定させてから電源位置を決める - 実際のテーブルを置いてから、
ペンダントライトを下す位置を決める
このうち、おススメは2番の方。
やっぱり実際にテーブルを置いてみることで
しっくりくるテーブル位置が見つかります。
とはいっても、
工事中にテーブルを持ってくるのは
非常に難しいです。
ではどうすれば
- 引き渡しが済んで、
- 引っ越しが終わり、
- テーブル位置を決めてから、
- 最終的にペンダントライトの位置を決める
という
流れにすることができるか?
その一つの方法が
ペンダントライトの
延長コード+ヒートン固定です。
解決法|ペンダントライトを延長コード+ヒートン固定で後付けする
※この方法は新しく購入する
ペンダントライトの
コード延長ができる場合のみの方法です。
電源部はあえて距離をおく
最初から、
あえて少しはずした位置に
照明の電源(引っ掛けシーリング)を
設けておきます。
ペンダントライトはオプションでコードを長くしておく
ペンダントの購入時に
コードを延長(オプション)してもらいます。
長さの目安は
ペンダントを吊るときに、
少し弛みがあるような長さにしておきます。
ペンダントライトをヒートン(フック)で吊るす
最後に
テーブルの真上に
ヒートン(フック)を取り付けて、
そこに引っ掛けて下におろして完成です。
たとえばこんな感じです。
こういう取り付け方をしていると、
今度テーブルの位置を変更しても
ヒートンを別の場所に移すだけで簡単に
照明器具を移動できます。
(ただし、ヒートンの元あった位置には
穴が残ってしまうので、
できるだけ穴が目立たないフックで
ひっかけた方が良いです。)
ペンダントライト+配線ダクトの組み合わせでさらに便利に
まだ打ち合わせの段階なら
画像のように最寄りの壁に
配線ダクトを用意する手もあります。
配線ダクトにしておけば
ペンダントライト以外の、
例えばスポットライトなど
別の電源にも流用できてお得です。
配線ダクトレールについては
コチラで詳しく書いています。
是非ご覧ください。
https://halu-ie.com/failure-of-the-lighting-rail/
またペンダントライトの他にも
照明計画で気を付けないといけないポイントは
有ります。
こちらでまとめていますので一度ご覧ください。
https://halu-ie.com/living-room-lighting-plan-failures-and-regrets/
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