ダクトレールは失敗が少ない!それでも気をつけないといけないポイントは?

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配線ダクトレール失敗

この記事はダクトレールで

失敗してしまう配置について

住宅設計者が解説しています。

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目次

失敗の少ない優秀なダクトレールで数少ない失敗をしないためのポイントを紹介します。

出典:https://www2.panasonic.biz/ls/lighting/shop/duct-rail/

 

新築住宅で

「照明器具の配置で失敗した~・・・」

というのは

残念ながらよく聞きます。

しかも照明器具の位置は

簡単に変えられないので

後悔しがちです。

しかしそんな後悔する確率を

少なくしてくれる存在、

それががダクトレールです。

なんだかんだいってダクトレールは優秀!

私たち設計者もおすすめするダクトレール、

メリットは非常に多いです。

  1. 照明位置の変更が簡単
  2. 照明の数の増減が簡単
  3. 照明器具の購入、取付が簡単

照明器具の位置や数の変更が簡単で将来の模様替えにも難なく対応

このメリットは

設計者にとってもありがたいです。

設計時にご家族と入念に打ち合わせて

家具の配置などきっちり決めても、

お施主様が実際に住んでみると

「やっぱりこう家具を置いた方が良いな~」

と心変わりをされることが良くあります。

そんな時、直付けの照明器具だと

簡単には照明位置の変更ができないため

電気屋さんに頼む&内装屋さんの補修が必要

移動したテーブルを照らす明かりが無い!

なんてことも。

その点、配線ダクトレールであればある程度自由に

明かりを届ける場所や数を変更できるので、

設計者としても助かります。

器具の購入&取り付けが簡単で自分でできる

最近の照明器具はほとんどがLED照明です。

非常に薄くて明るいのに長寿命、

そういう所は嬉しいですが

問題は交換時です。

いわゆる

『引っ掛けシーリング』と呼ばれる

一般の人でも交換が可能なタイプ

であれば良いのですがLEDの商品は

電気配線に直つなぎの商品が多いので、

交換=電気業者に頼むということになり、

どうしても割高&面倒です。

その点配線ダクトレールであれば

照明器具をネットでも簡単に購入でき、

取り付けも自分で簡単にできるというのは

ありがたいです。

ダクトレールは万能では無い

とはいえダクトレールでもできることできない事、

そして注意する部分があります。

ダクトレール後悔2

ダイニングテーブルのど真ん中に

ペンダント照明を持ってくるのが

よくある照明器具の配置です。

ただそのままペンダント照明をつけると

テーブルを動かしたときに

照明とテーブルの位置がずれるので、

テーブル上部に

ダクトレールを設置する事があります。

この時テーブルの位置のズレる方向に

注意が必要です。

ダクトレールは普通、

長方形のテーブルの長い方と

ダクトレールの流れをそろえるので

テーブルを前後に動かすときには

照明位置を変更できますが

テーブルを左右に動かすときは

どうしようもありません。

ですのでそんなときはダクトレールを

あえて大きくずらした位置に設置して

ヒートンで移動する方が良いです。

https://halu-ie.com/living-room-lighting-plan-failures-and-regrets/

ダクトレールの失敗1|意外と目障り?で使いすぎに要注意

平面図ではあまり気にならなかった照明も

実際に空間をみると結構目につく、

というお話をお施主様から

いただくことがあります。

ダクトレール後悔3

ダクトレールは非常に便利なので、

「あそこもそこも」

と色々な部分で使いたくなりますが、

使いすぎには要注意です。

ダクトレール自体は細く目立たない存在ですが、

照明器具がつくと結構目立ちます。

次のような配置は

控えた方がよい(センス良く配線される方も中にはいますが)

でしょう。

  • 縦横どちらか一方向に流すのではなく、画像のように縦横別の流れが同じ個所に固まっている
  • 長いダクトレールを1本通すのではく、短いダクトレールが散在している

ダクトレールの失敗2|低い天井&吹抜けに設けるときは要注意

低い天井(天井高さ2.1m~2.2m)と高い吹抜け

という組み合わせは

空間をダイナミックに演出するテクニックでよく使います。

低い天井にダクトレールがあるとやや目障り・・・

ダクトレール失敗1

画像のように

ソファが吹き抜けの下ではなく、

低い天井側にある場合を想定してください。

手前のソファは低い天井部分にあるので、

ソファ付近を照らすために

ダクトレールを設置すると

ただでさえ天井が低いのに、

さらにスポットライト分下がってきて

床から2m付近まで照明が下りてくることになり

相当目障りです。

吹抜けの壁にダクトレールを持ってくると見た目はすっきりするが・・・

ダクトレール失敗2

では吹き抜けの壁側にダクトレールを

持ってくるとどうでしょう。

天井は非常にスッキリしていて気持ちが良いです。

ですが、この場合にも大きな問題がでてきます。

ダクトレール失敗3

それは吹抜けの壁にダクトレールを設けても

ソファには光が届かないということです。

吹抜けの壁に設けた場合は

吹抜け内を照らすには非常に有効ですが、

低い天井部分には別途ダウンライト等が

必要だということになります。

まとめ

ダクトレールの配置の注意点を挙げてきましたが、

最初にお伝えした通り、

ダクトレールは優秀な照明方法だと思います。

照明器具の配置で悩んだら

とりあえずダクトレールを採用しておくと良いでしょう。

照明計画で気を付けないといけないポイントは

他にも色々あります。

こちらでまとめていますのでどうぞご覧ください。

https://halu-ie.com/living-room-lighting-plan-failures-and-regrets/

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