寝室は一般的には6畳から
計画することが多いですが、
最近ではLDKや水回りを優先させて
個室は可能な限り圧縮する
お客様も増えています。
今回ご紹介するのは4畳ということで、
寝室にしては
コンパクトな部類になりますが、
収納は他の部屋で設けながら
家具のレイアウト次第で
夫婦2人用の寝室
にすることができます。
ちなみに今回のようにコンパクトな寝室の場合、
ウォークインクローゼット(WIC)があると心強いです。
別記事でWICの間取りの基本もご紹介していますので
こちらもご覧ください。
ウォークインクローゼットの収納力を最大化するレイアウト
※なお、お子様のお部屋については別記事でご紹介しています。
4畳の寝室を夫婦用に。レイアウト次第でシングルベッド2つやクイーンベッドが置けます!
夫婦2人の寝室にしようとすると
シングルベッドであれば2台か
クイーンベッド以上の広さが必要になりますが、
出入口の位置や家具の配置によっては置けます。
※ちなみにこの記事で登場する
ベッドサイズはこちらです。
- セミダブルまでが1人
- ダブルで2人
- クイーンやキングで3人まで
就寝可能です。
関東間4畳の広さは?
今回ご紹介していく4畳の広さは”関東間”にしています。
関東間はいわゆるシングルグリッドのため、
実際の部屋の広さはさらに狭くなります。
4畳と聞いて考えられるのは
画面左側の間取りが多いと思います。
画面右側は、
例えば
7.5畳一部屋を2部屋に分割する
時に登場する間取りです。
4畳寝室のレイアウト事例をご紹介します。
これからレイアウトをご紹介していくのですが、
実は4畳寝室はベッドを置くにあたって
一つ
部屋の短辺方向にベッドが置けないこと
という大きな弱点があります。
そのあたり工夫しながらベッド位置を考えています。
短辺出入口+一人部屋+収納付き
細長い部屋の短辺側に
出入口がある場合のレイアウトです。
シングルベッド、又はセミダブルベッドと
奥行60cm(クローゼット等)程度の収納を
置くことができます。
ベッド脇にはナイトテーブルも置けて
結構ゆったりと使えます。
短辺出入口+二人部屋
こちらも短辺側出入口のプランです。
収納を無くして
ダブル、もしくはクイーンベッドを置きます。
収納は別の部屋にあるから、
とりあえず寝られれば良いという場合はコチラ。
このようにすると夫婦2人の寝室
として利用できます。
注意点として
クイーンベッドを置く場合は、
ベッド購入前に
部屋の有効幅や扉の広さや
ベッドのフレームを中で組み立てられるか
など考えておく必要があります。
部屋の有効幅は
1700mmは欲しいところです。
長辺出入口+一人部屋+収納付き
細長い部屋の
長辺側に出入口がある場合のレイアウトです。
他の部屋の間取りを考えると
このような出入口になることは
少ないかもしれませんが、
短辺方向から入るより若干広さを感じれると思います。
また短辺出入口のプランよりも、
より幅の広い収納が置けます。
注意点として、出入口が開き扉で
内開きになっていると開け閉めができません。
長辺出入口+三人部屋(ベビーベッド)
同じく出入口が長辺側にあるプランです。
かなりの密度ですが、
小さなお子様を含めての
3人の寝室にできます。
注意点としては
クイーンにする場合、
部屋の有効寸法に注意することや
扉の開き勝手に注意すること、
あとクイーンベッドの組み立てが
難しいかもしれないので、
出入口を引き違いにしておいた方が
無難かもしれません。
7.28mの間口を3等分した場合の変則4畳寝室レイアウト
ここからは少し変わった4畳のタイプを
ご紹介していきます。
間口7.28mの建物の1辺を
3等分(7.28÷3≒2.426m)した場合
の奥行2.73mの
変則4畳プランです。
例えば南側にお子様の部屋2部屋と
ご夫婦寝室を並べたい場合などに
登場します。
※今回は部屋を間仕切り壁で完全に仕切った場合のプランです。
間仕切り方はこの他にもいろいろな方法が考えられます。
変則4畳+一人部屋+収納付き
まずは一人用の寝室です。
十分な奥行の収納を設けることができます。
部屋が正方形に近くなったため、
細長い部屋よりも
ゆとりが感じられるかもしれません。
変則4畳+二人部屋
ダブルベッド、又はクイーンベッドを置いたプランです。
間口が広くなったため、
ベッドへの出入りがそれぞれ側面からできます。
そのため、夜中起きる時も
隣の方に迷惑が掛かりにくいです。
変則4畳+(最大)三人部屋
部屋いっぱいにベッドを配置したプランです。
シングルベッド2台で2人用の寝室として利用する
プランにしていますが、
キングベッド1台としてお子様1人を加えた、
3人用の寝室にすることもできます。
注意点としてはベッド組み立て、
及び搬入が難しいので
出入口を引き違いにしておく必要があります。
コンパクトなお部屋のベッドには圧迫感のないものを
さてこれまで色々なベッドを置いてきましたが
共通するのは
フットボードが無いベッドだということ
です。
足元から出入りになってしまうプランも多いため、
フットボードがあると邪魔になってしまうからです。
またそうでなくても立ち上がりがあると、
どうしても窮屈感がでてしまうので注意が必要です。
収納付きベッドも豊富に販売されています。
収納不足に陥りがちなコンパクトな寝室には
うってつけの商品だと思います。
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