この記事では
照明色の違いによって、
同じ料理がどのくらい違って見えるのかを
CGで再現し、
それぞれの照明色が見せる
『美味しそう』の違いが一目でわかる
ようにしています。
料理が美味しく見えるのは『電球色』。わかってはいるけど他のも見てみたい
料理が美味しく見えるのは
黄色く温かみのある『電球色』・・・
はなんとなくわかるけど、
本当にそうなのでしょうか?
かくいう住宅設計をしている私も
「料理が美味しく見える照明色は
温かみのある『電球色』ですよ!」
よく言っているフレーズですが、
一般の方にとっては、
「仮に違う照明色にしたときは
どんな感じがするのか、
やっぱり比較してみたいっ。」
というところが
本音だと思います。
そこで今回は同じ部屋の同じ料理が
照明の色(以降”光色”)でどのくらい
違って見えるのかをCGで再現
してみました。
電球色、温白色、白色、昼白色、昼光色・・・それぞれの料理の見え方を再現
色温度の低い(赤い照明色)から順にみていきます。
電球色
まずはじめは電球色です。
まず迷ったら電球色
にしておけば間違いない、
そういう感じです。
温白色
最近照明屋さんが勧められるのが
この温白色です。
というのも黄色みが強い電球色の中で
文字を読み書きするのが大変
という方もいるからです。
電球色ほど黄色くないので幾分緩和されます。
白色
こちらは白色。
随分と黄色みが少なくなってきました。
黄色みが苦手な方におススメです。
昼白色
こちらは昼白色です。
黄色みがなくなり
純然たる白
という感じです。
料理を味わう分には
若干物足りない気がしますが、
調理する人は食材の色が
わかりやすくて案外良いかもしれません。
昼光色
こちらは昼光色です。
白みを超えて青みすら感じられます。
食事スペースへの利用は難しいです。
電球色が苦手な方におススメの照明方法
ここからは
電球色だと文字が見えにくいけど
料理は良い雰囲気で食べたい
という方にいくつか対策法をご紹介します。
異なる光色同士を組み合わせる
部屋全体のベース照明を白色
で統一して
テーブル上部とキッチンの
間接照明に電球色を
取り入れました。
ココでの注意点は
お互いの光の分量です。
あくまでベースは白色なので
アクセントとして
電球色を利用する程度に
しておきましょう。
同じ光量にしてしまうと
お互いの光色が干渉しあい
うるさく感じてしまいます。
光色を自由に変えられる照明器具・電球を採用する
難しいことを考えずに
解決したいのであれば、
光色を自由に変えられる
照明器具や電球を
利用するのが一番です。
例えば、電球の交換が可能な照明器具を
採用している場合は
自由に色温度を変えられる電球(スマート電球)
に取り換えるのが簡単です。
さらに雰囲気をよくする照明方法
ここからは、
さらに『美味しい』空間に
するための照明方法について
書いていきます。
多灯分散型照明で雰囲気のある空間に
食事の場にかかわらず、
雰囲気の良い室内空間にするのに
一番良い方法が
【多灯分散型照明】
です。
要は小さな光を空間の要所に仕込んで
色々な場所を光らせる手法です。
上の画像では
キッチンとキッチンカウンターの下に
明かりを灯らせています。
リビング照明の方法を描いたコチラの記事でも
多灯分散型照明について書いています。
https://halu-ie.com/living-room-lighting-plan-failures-and-regrets/
やっぱりロウソクは良い
部屋の明かりをぐっと少なくして
灯すロウソク・・・
雰囲気としては抜群の雰囲気ですね。
とはいえ小さなお子様がいると危険なので
このように安全な照明器具を利用すると安心です。
友人やパートナー、ご家族と
素敵な食事の時間が過ごせますように。
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