今注文住宅を考えられている方で
ベランダの奥行きをなんとなく
決めておられる方はいませんか?
ベランダの奥行き次第で
物干しのしやすさや量がぐっと変わります
というお話です。
ベランダの奥行きは最低でも1050mm(芯々)は必要です。
ベランダで物干しをしている人は多いと思います。
集合住宅のベランダは
奥行きが浅い事が多く、
服は干せるけど
布団を干すのに困りますよね。
それで仕方なくバルコニーの腰壁に
布団を垂らしている姿をよく見かけますが、
- 布団の落下が心配
- いくら拭いたといっても、壁の汚れがついてしまう
- 生活感が外ににじみ出てしまうのが困る
私が担当しているお施主様も
上記のような心配をされる方は多いです。
ですので外で物干しをされる方には、
清潔に安全に、布団を干せる
“物干し金物ホスクリーン腰壁用”を
毎回おすすめしています。
しかしこの
物干し金物を上手に使いこなすには
ベランダの奥行きが必要です。
ですのでこの記事では
- ホスクリーン腰壁用をおすすめする理由
- 布団干しのためにホスクリーンを使う場合の最低限必要な奥行き
- ベランダでめいっぱい物干しができる理想の奥行き
についてそれぞれ検証してみました。
屋外用のホスクリーンは壁に取り付けるタイプが良いです。
軒裏に取り付けるタイプや
室内物干しなどいろいろありますが、
私がおすすめするのは
外壁に取り付けるタイプの物干しです。
理由は軒裏取付タイプのものと比較して、
あとで施工するのが比較的簡単なのと、
その気になればDIYで取り付けがしやすい
ところです。
その中でも
窓壁用は基本的には服などいつもの物干しに
便利に利用できますが、
布団を干すことを考えると、ホスクリーン腰壁用
がおススメです。
ホスクリーン腰壁用GP-45を使った場合の
イラストを描いてみました。
ホスクリーン腰壁用GP-45の魅力は
上下に高さを調整できるので、
服を干す時は少し上げておいて、
布団を干すときは下げてと
いろいろなシーンで活用できることと、
似たような製品群の中で
比較的リーズナブルな価格帯
になっていることです。
これを利用すれば
布団干しの時に腰壁に垂らす必要がなく、
もし布団に汚れが付くのが気になる場合は
物干しだけ拭けばよいので簡単です。
また写真のように
2本の物干しざおを通すことで、
干せる量を増やせるほか、
布団干しに竿を2本またがせることで
内側がくっつかずに効率的に乾かせる
というメリットが出てきます。
ベランダで布団を干すために最低限欲しい奥行きはだいたい芯々で1050mm
木造住宅では91cmを決められた寸法として
使うことが多いです。
ですのでビルダーによっては
ベランダも奥行き90cmないし、
91cmでなんとなく決めている場合があります。
91cmと聞くと十分な奥行きだと
感じるかもしれませんが、
これはいわゆる建物の芯々の距離なので、
実際はもっと狭くなります。
壁仕上げによって変わりますが、
だいたい70cmくらいになると思います。
下の画像をご覧ください。
芯々の奥行き寸法が91cmのベランダに、
布団干し用としても利用可能なホスクリーン腰壁用を付けると
ベランダに出るのが非常に難しくなります。
一方芯々の奥行き寸法が105cmあると、
ベランダの残りスペースは40cmあって
なんとか通り抜けることも可能です。
最低限これくらいは欲しいところです。
ベランダの奥行きがとれる場合は1500mm(芯々間で1700mm程度)あれば楽々干せます
奥行きがあれば、
両端を洗濯物干しにして、その間を通路にすることで
物干しスペースとして格段と使いやすくなります。
ホスクリーン窓壁用とホスクリーン腰壁用を2つ用意して、
物干しが少ない場合は
ホスクリーン窓壁用を利用して部屋の中から洗濯物を干して、
量があったり布団も干す場合は
ホスクリーン腰壁用を併用すると良いです。
またホスクリーンの良いところは、
不要の場合に折りたたんで
コンパクトにできるところです。
奥行きのあるベランダは夕涼みなど、
休息の場としても利用できるので
そんな時は折りたたんでしまえば
ベランダも広々と使えます。
※注文時の注意点
商品は一本売りになっている場合があります。
干すためには最低2本必要に
なりますのでご注意ください。
まとめ
- 布団を干すならホスクリーンGP-45が良い
- ベランダの奥行きは最低1050mm(芯々間)あった方が良い
- ベランダ奥行きを1700mm(芯々間)以上とると物干しが非常に楽になる
- ベランダ奥行きをとれる場合はホスクリーン窓壁用と腰壁用を併用するとさらに便利になる
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