こんな庭を眺めて暮らしたい!日本の敷地にちょうど良い豪邸の庭を4つご紹介します。

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贅沢な豪邸の庭
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都市の中や住宅街に建つ「本当にセンスあるな~」と感動する日本サイズの豪邸の庭を4つご紹介

普段、住宅設計の仕事をしているため、

住宅が紹介されるテレビは

結構チェックしているのですが、

特に

”きになるあの人の豪邸をご紹介”

的な番組で出てくる豪邸って

「部屋が○○LDDKKKでトイレが12個あります!」

とかいうのが紹介されることが多くないですか?

「広いな~」

「うわーお金かかってるなー」

という言葉は出てくるものの、

「凄い空間だな~、センスの塊だな~」

と思うものがほとんど無いです。

(私が見落としているものもあるかもしれませんが・・・)

お庭もそんな感じで、

「所有する広大な敷地には広いプールはもちろん噴水広場やテニスコート、ゴルフコースもあります!」

と紹介されても、

「はぁ、そうですか。」

以外の感情が出てきません。

それよりも、

たとえ敷地がそれほど広大でなくても、

豪華な設備なんかは無くても、

贅沢なお庭ってあると思います。

「贅沢な庭、贅沢な暮らしってこんな感じなのかな?」

っと、

私のように感じている人も多いと思います。

ですので今回は

これまで私が触れてきた情報の中で

「これは本当に凄い!」と思ったお庭を集めてみました。

1、NAP建築設計事務所 ”Optical Glass House”

出典:http://www.nakam.info/jp/

庭と敷地の外とを高さのある特殊なガラスブロックで分離した個人住宅です。

敷地の広さは240㎡程度とそれほど広くありませんが、

特筆すべきはこの住宅が建つ敷地の場所です。

なんと広島の中心市街地の大通り沿いに面して建っています。

出典:http://www.nakam.info/jp/

ものすごく目立っているため、個人住宅なのに建築場所が有名です。

私も外観を見に行ったことがありますが、

上の写真なんかよりずっと車の往来が多く、

路面電車も走ってくる

本当に喧噪のまっ只中にある住宅です。

普通なら

『壁をどんと立ち上げて窓を小さくして』

少しでも音や視線をカットして、

籠るような住宅になるところですが、

それを特殊なガラスブロックの壁で仕切ることで、

音を遮りながら光と曖昧な外の景色を取り込む

という離れ業をやってのけています。

簡単にガラスブロックで仕切ると書きましたが、

幅8.6メートルで高さも8.6メートルもあるガラスブロックを

できるだけ野暮ったくならないように固定する

というのは、大変な設計的な苦労や費用がかかります。

しかしその設計の工夫によって作られた

特殊なガラスブロックから入ってくる光は

非常に印象的なものになっています。

また、みどころはこのガラスブロックの他にもあります。

それは庭の水盤です。

水盤といっても、

このおうちの水盤が本当に美しいのは

地下から見上げた時なんです。

水盤の底が透明になっており、

水面に落ちる水の雫が地下に映りこんで

とても幻想的なんです。

私の言葉では十分伝わらないかもしれません。

NAP建築設計事務所さんのホームページには

この住宅のコンセプトがよくわかる美しい動画がアップされています。

2、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO “VALLEY”

出典/http://fuji-studio.jp/

こちらも、とある都市中心部に建つ住宅です。

敷地の広さは360㎡程度あり、広い部類に入るといえますが

実は非常に細長い敷地で、周りは中層の建物など非常に建て込んでいます。

出典/http://fuji-studio.jp/

こちらの中庭は水で満ちており、まさに“都市の中の谷”といえるでしょう。

鳥も羽を休めに飛んでくるそうです。

部屋の中からは水面が揺らいでいる様子が見え、水面を反射した光のきらめきが天井を照らしています。

部屋内部のゆったりとした構成と相まって、静かで優雅な時間が流れる空間になっています。

こちらの住宅の様子もyoutubeで公開されています。

3、UID ”CASA||音色”

出典:http://maeda-inc.jp/casa%E9%9F%B3%E8%89%B2/

私が、

“庭と住宅が一体化した豪邸”

を思い浮かべると、

真っ先に出てくるのがこちらの住宅です。

奈良の住宅街に建てられた住宅で、敷地は350㎡程度です。

通常広い敷地がある住宅は建物と庭を分離して、

広くまとまった庭をもつことが多いのですが、

こちらの住宅は、住宅内部と庭が交互に現れる独特の構成をしています。

出典:http://maeda-inc.jp/casa%E9%9F%B3%E8%89%B2/

そのため、

どこまでが住宅でどこまでが庭かが曖昧な

不思議な空間を獲得しています。

特に室内側まで砂利を入りこませて

住宅内部に庭を呼び込む手法は

UIDさんならではの空間構成ですね。

またこの住宅では”色使い”もポイントです。

日本の伝統色を使用した建物と、植物の緑が混然一体となって

住まい手の感情に働きかけます。

4、Robin Boyd “The Walsh street house”

出典:https://www.domain.com.au/news/robin-boyd-was-an-architect-of-the-ages-and-is-still-relevant-today-20160429-go4lxh/

最後は日本を飛び越えオーストラリアの有名建築家の住宅です。

Robin Boydさんはもうすでに他界されていますが、

私が一番好きな住宅はというと、この住宅だと答えます。

ご本人の自邸ということもあり、

いわゆる”豪邸”と言われるカテゴリーの

住宅ではないかもしれませんが、

建物に使用されている素材が豊かで、

庭との関わり方も素晴らしい住宅です。

また抑制の効いた光の取り入れ方や

空間構成はどこか日本っぽさを感じさせます。

個人的には2階の雰囲気が特に好きです。

こちらもyoutubeが公開されています。

まとめ

改めて建築家という方々の作る住宅、庭は素晴らしいなと思います。

もしも豪邸を検討されている方(豪邸でなくても素敵なおウチを設計されています!)は

設計事務所にコンタクトを取ってみましょう。

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