理想の家を追及するためには
まずはおウチに関する情報を集めるところから
始めなければいけません。
まずは参考になりそうな雑誌や本があるか
インターネットで調べてみる人は多いと思いますが・・・
住宅関連の雑誌や本が多すぎて何を見たらよいかわからない・・・
情報が溢れかえった世の中で
検索疲れを起こしている人は
多いのではないのでしょうか?
本や雑誌も毎年凄い数、出版されているので、
どれが本当に役に立つのか購入する前に判断するのは
難しい・・・
そこで
注文住宅設計者である私が
実際に読んでいる本や
お施主様におススメしている本を
それぞれ3つ厳選してご紹介します。
MEMO:本を選ぶうえで大切なポイント
本の見出しを見ていると
“○○は絶対ダメ!”
“絶対買ってはいけない〇○”
などとセンセーショナルな言葉で
書かれている本・雑誌が目につきます。
「ほんとに自分の家づくりは大丈夫か?」
と心配になる人は多いと思います。
しかし基本的には
筆者それぞれのポジショントーク
であることも多いため
冷静に情報を集めるようにしましょう。
ちなみに後悔しない家づくりをするうえで、
私が大切だと思っていることは
自分で調べて納得することです。
そして家について調べるのと一緒に
それを建てるハウスメーカーについても
情報を集めると間違いがありません。
1,住宅設計士がおすすめする住宅雑誌3選
お手軽に学べるものからディープなものまで
幅広くご紹介していきます。
【月刊HOUSING by suumo】
非常にとっつきやすく、
まず購入してみて損はないのがコチラ。
“お金”に関する情報が満載
家づくりをするときに一番気になるのは
やっぱり『お金』のことですよね。
そのあたり全部ひっくるめてざっくり知りたい!
という方にお勧めです。
『月刊HOUSING』は
リクルートが出版しています。
定期的に出版され、
その都度違った切り口で
有益な情報を届けていますが、
中でも年に1度出版されている、
家づくりスタート本が
これから注文住宅を考えられる方には特に有益です。
例えば
人気の間取りだけでなく、
土地のこと、住宅ローンや各種諸経費の内容、
先輩家族が試してよかったこと、
失敗したことなど
気になるリアルな情報が
幅広く掲載されています。
アンケート結果が魅力的
あと私がこの本が凄いと感じているのは
大規模なアンケート調査を行っているところです。
インターネットにはいろいろな情報が流れていますが、
根拠が無いモノもたくさんあります。
実は書店で販売されている本でも安心はできません。
プロが見たらいわゆる『トンデモ本』だなと
思うものもあります。
その点
資本がある大きな会社だからこそ
集めることのできる大規模なアンケート結果は
プロの私から見ても有益です。
価格がお手頃
あと情報量の割に、
価格がびっくりするくらい安いです。
理由はこの本に掲載している
ハウスメーカーからしっかりと
広告料を取っているからです。
その分、
書籍購入者はお手軽な価格で
手に入れることが出来るんです。
【世界一わかりやすい家づくりの教科書2021-2022】/X-Knowledge
もう一歩家づくりに深く向き合いたい方はコチラ。
イラストも多く専門知識がわかりやすく解説されている
X-Knowledge[エクスナレッジ]が出版する住宅雑誌は
専門知識が豊富でプロが購入するものも多いです。
一般の方向けの雑誌だと
専門知識もわかりやすく解説してくれていますので、
“住宅”についてもっと知りたい
という方にはうってつけだと思います。
“だん”他/新建ハウジング
“住宅”についてもっと深く、”住宅沼”に入りたい方にはコチラ
住まいをとことん追及したい、”住宅沼”に入れるプロ向け雑誌
住宅のことがもっともっと知りたい、
専門的な知識も勉強したい、
なんなら住宅業界の中の事まで知りたい!
という”住宅沼”に入りたい方は
コチラの会社の雑誌を
購入するとよいでしょう。
新建ハウジングは全国の工務店向けの雑誌を
数多く手掛けています。
ちなみに紹介した『だん』シリーズは
“住宅の断熱・気密”に関する完全にプロ向け
の雑誌で、
私も大変お世話になっています。
ここまで学んだら
一般的なハウスメーカーでは物足りなくなっている
かもしれません。
住宅業界の裏側をのぞき見したい方は
“住宅産業大予測”という雑誌を購入すると良いでしょう。
2,住宅設計士がおすすめする住宅書籍3選
ここからは著名な住宅作家さんが
書かれた単行本をご紹介していきます。
注文住宅検討者は是非購入をおススメします。
どれも単純な知識を教えてくれるだけでなく、
良い住まいとは何かを考えさせてくれる良書ばかりです。
間取りの方程式
その名の通り、良い間取りにするためのノウハウが詰まった一冊。
私自身もプランニングの際読み返すことが多いです。
単なる寄せ集めの間取り集ではなく、
そもそも良い間取りとはなんなのか?を教えてくれます。
イラストが豊富で非常にわかりやすいのも魅力。
間取りにこだわりたい人は是非読んでいただきいです。
住まいの解剖図鑑
コチラは”間取り”を含めた、
住宅全体の考え方まで解説した一冊です。
どちらかというとプロ向けに書かれたものですが、
コチラもイラストが非常にわかりやすく、
かつ言葉選びもユーモアに富んでいるので
スラスラ読めてしまいます。
良い住宅とは何かを学ぶにはうってつけです。
住宅デザインのひきだし
著者の住宅事例を通じて設計ノウハウを学べる一冊。
写真が綺麗で(当然住宅そのものが美しい)、
眺めるだけでも心が癒されます。
良い住まいとはどういうものかが学べる一冊です。
3,庭づくりに役立つ書籍3選
住宅が”主”、庭は”副”と考えてしまいがちですが、
実際に住んでみるとわかるのが庭の大切さです。
特に1Fリビングの人で南側に大開口の窓を作っていても
年がら年中カーテン閉めっぱなし・・・のような残念な
状態の家も多いです。
庭はお家のプランニングに大きく関わってくるので
初めのうちにできるだけイメージを固めておいた方が良いです。
荻野寿也の「美しい住まいの緑」85のレシピ
全国的にも人気の庭師さんが書いた本です。
多くの写真を用い、
庭単体だけでなく家と庭の関係性もふまえて
紹介されています。
どのように樹木の配置を考えるかや、
味気ない駐車スペースをどのように魅せるかなど
具体的なノウハウが多数書かれています。
緑のデザイン 住まいと引き立てあう設計手法
インスタグラムでも非常に人気のある
庭師さんが書いた本です。
コチラも家と庭の関係性も
ふまえて紹介されている良書です。
個人的な感覚では先ほどの荻野さんより
“緑を使う量が多い”と思います。
お好きな方でどうぞ。
庭と住まいの照明手帖
庭の魅力をさらに引き立てる照明計画が学べる一冊です。
“庭にフォーカスした照明計画が学べる”
という点で非常に貴重な本ですので、
庭にこだわりたい方は是非手に取ってもらえればと思います。
家づくりの勉強と一緒に理想の家を建ててくれるハウスメーカーを探す
理想の家づくりを実現させるには
本や雑誌で理想の家づくりの勉強をするのと同時に
その理想の家づくりを叶えてくれる
ハウスメーカー選びも非常に重要です。
おススメなのが各ハウスメーカーのカタログを
見ていくこと。
こういうサイトを使えば、
家を出ずに各社のカタログを
まとめて手に入れることができます。
どういったハウスメーカーがあるのか?
自分たちの理想の家づくりをしてくれる
ハウスメーカーはどこなのか?をチェックしていきましょう。
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