この記事では
Twinmotionを使って
Sketchupモデルを30分で
フォトリアルにしていく流れを
ご紹介します。
※このブログでは他にもTwinmotion関連の情報を発信しています。
そちらもあわせてご覧ください。
Twinmotionが2022.1になり、さらに進化!SkydomeとPathtracerが凄すぎた
Twinmotionのマテリアル変更方法をわかりやすく解説します!
Twinmotion初めての方にSketchupモデルからパースを作成するまでの基本的な使い方や流れをわかりやすく解説します。
コチラのパースもTwinmotionを使用しています。
パース作成までの手順は大きく分けて5つです。
- SKPモデルをインポートする
- 周辺環境を設定する
- マテリアルを変更する
- オブジェクトを追加する
- 出力する
この流れに沿って説明していきます。
動画が見れる方はこの動画を見ていただくと
より分かりやすいと思います。
Twinmotionの基本的な特徴やダウンロード、インストールについては
コチラの記事をご覧ください。
https://halu-ie.com/features-of-twinmotion-and-how-to-install-it/
1、TwinmotionでSketchupモデルをインポートする
元画像はコチラです。
Twinmotionを開いて
左上の”File”→”import”
と開くとこの画面になります。
ここで一つ注意が。
Optionの部分をクリックすると
Collapseの項目が
“Collapse by material”
になっている場合、
“Keep hierarchy”
に変更しておいてください。
こうすることで
スケッチアップでグループ化したモデルが
固まりのまま認識できるようになります。
グループ化したモデル、
例えばテーブルセットだとすると
そのセットを
Twinmotion側で配置を移動させたり
セットのみの色変更が可能になります。
一見あたりまえにも思える機能ですが、
“Collapse by material”
だとそれができません。
2、周辺環境設定をする
まず初めに
建物の建築地と方角の設定をします。
画面左下のアイコン群の真ん中の項目
“Settings”→”Location”をクリック
します。
すると下のような画面が出てきます。
画像のように大体の建設地と建物の振りを設定します。
12時に合わせているのは
太陽方位を把握し、
建物の振りを確認しやすくするためです。
振りが設定できたら
あとは自由な日時に変更してください。
またこの項目の最後、
“Background”で奥に見える風景が変更できます。
3、マテリアルを変更していく
マテリアルの変更に移ります。
画面左上の▽印を押すと
このような画面が左から出てきます。
ここではマテリアル素材の変更や
オブジェクト(Sketchupでいうコンポーネント)を
配置することが出来ます。
試しにテラスタイルのマテリアルを変更します。
Materials→Tiles→○○
とマテリアルを選択し
マテリアルのサムネイルからテラスタイルに
ドラッグ&ドロップ(以降D&D)
します。
そうするとこのように変わります。
さらに”Scale”でタイルの大きさも調整できます。
既存マテリアル色の変更
当然マテリアルを変更せずに
既存のマテリアルの色を変更することが出来ます。
画面中央のスポイトマークをクリックして、
変更したい箇所をクリックします。
左下にその部分のマテリアルが表示されます。
ここで”Color”をクリックすると
現在の色が表示されるので、
任意の場所をクリックすることで色を調整します。
マテリアル変更+色変更+模様方向変更
新しいマテリアルに変更した後で
そのマテリアルの色変更することも可能です。
Sketchupから持ってきた
フローリングはのっぺりしていたので
よりリアリティのある
テクスチャーに変更します。
画面左上の▽から
Library→Materials→Wood
へと進みます。
デフォルトのフローリングでは
イメージに合うものが無かったので、
ひとまず
イメージに合う木目を選択し、
色変更を行います。
Color→色変更
完全な白を選択しても
思ったより明るくなりませんでした。
そんなときは
“Color”右下のMore→Luminosity
で100%にすると明るくなります。
木目の幅は
“Scale”の増減
木目の方向は
“Scale”右下のMore→Rotation(90°)
で変更できます。
最後に
“Reflection”
で光沢感を変更します。
4、Libraryからオブジェクトを追加
家具・設備オブジェクトを配置していきます。
Library→Objects→Home→Living room
と進みオブジェクトを選択、
画面内の良い場所でクリックし配置します。
既に設置したオブジェクトの選択方法
既に設置したオブジェクトの選択方法は2種類あります。
- 直接クリックする
- 画面右上の▽をクリックすると出てくるツリー構造の中から選択
実際は画面クリックとツリー構造の選択は連動しています。
ですのでクリックのみで対応できればそれでも良いですが、
例えば上の画像のような
テーブルセットの椅子だけを動かしたい
時にいくらクリックしても
テーブルセット全体を選択してしまう
時はツリー構造から椅子のみを
選択する必要があります。
植栽の配置方法
このソフトの出来栄えに
大きく貢献しているのが
植栽だと思っています。
どれだけ近づいても粗がなく、
本物っぽい仕上がりなんです。
配置の方法は他のオブジェクトと同じです。
Library→Vegetation and landscape→Trees,Bushes and so on…
植栽をランダムで配置する
植栽をランダムで配置する方法は色々ありますが
今回のようにごく狭い敷地の中で配置する場合は、
ctrlを押しながら複数選択→画面上を連続クリック
という手順が良いと思います。
“Bushes”を配置していきます。
樹種・大きさや方向までランダムで登場するので、
次々クリックするだけで自然な仕上がりが得られます。
最後に石を置いて前庭の完成です。
既存ファイルに追加でモデルをインポートする、もしくは変更する方法
大分進んだ後で新たにアプローチ部分に
土間コンを置きたいとします。
こんな時、元ファイルをどのようにインポートしたかで
やりかたが大きく異なります。
大きく分けて3つあります。
- Direct linkを利用して開いた
- Twinmotionを開いてからインポートで開いた(この記事ではコチラの流れ)
- TwinmotionのBox等のオブジェクトを加工・変形し作成
twinmotion専用プラグインの
“Direct links”
で開いた場合、
Sketchupの方でモデルを追加作成し
Sketchup側でもう一度更新すると
Twinmotionの方に自動で追加されます。
非常に簡単です。
もう一つはこの記事で紹介したように
Twinmotion画面からインポートする場合です。
コチラの場合は別途土間部分だけの
スケッチアップファイルを作成し、
それをTwinmotionから追加でインポートします。
ちょっと手間がかかります。
Direct Linksの方が
ずっと簡単なのですが
下記のような問題がでたため
Direct Linksは利用していません。
Direct Linksで開くとTwinmotion側でオブジェクトの移動・編集ができない!?
私のPC環境での問題なのかもしれませんが
Sketchup2017×Twinmotion2020.2.0
でDirect Linksを利用して
TwinmotionにインポートされたSketchupのモデルは
Twinmotion側では
移動・編集ができないようになっています。
※Sketchup側で移動編集し、更新するという手順なら可能
これの何が一番残念かというと、
インポートしたSketchupモデルに
アニメーション(扉を開く、窓を開ける)が使えない
という事です。
下の動画は
Sketchupで作成した窓に
アニメーションを加えた場合の様子です。
この他、モデルの拡大縮小・回転・移動なども
Twinmotion側で操作できないので、
Twinmotion側で色々と手を加えたい場合は
Direct linksではない方がよいと思います。
他バージョンの組み合わせは試していませんし、
私のPC環境のみでの症状ということも考えられます。
そして
ごく簡単な形状のモノであれば
3番の方法で作成も可能です。
Objects→Primitives→Box,Cylinder and so on…
で選択してScaleやRotateで加工
他外部オブジェクトを追加する
車やテーブルセットを追加します。
これで完成です。
5、イメージを出力する
イメージ画像を出力する
流れとしては
ひとまずお好みの位置で
キャプションを取って
最後にまとめて出力という感じです。
外観と内観1枚ずつ出力したい場合は
以下の流れです。
自分が出力したい位置に
画面を移動させます。
そして
画面左下Media→Image
と進みます。
その位置で良ければ
“Create image”をクリックすると
キャプション画面が出てきました。
出力したい場合は
画面左下のExport→Imageをクリック
します。
ずらっと出てきますので、
クリックで選択して
画面右隅の “Start export”
で完了です。
Twinmotion 2022.1になりさらに進化!
Twinmotion 2022.1になり、
『Pathtracer』が利用可能になりました!
これによりレンダリング精度が大きく向上しています。
ますます手放しにくくなりました。

コメント
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