突然ですが、
皆さんは玄関に
手すりを取り付けていますか?
昨日、家の玄関に
縦手すりをDIYで取り付けたのですが、
思いのほか見た目もよく、
子供から大人までみんなが便利に使える
手すりが簡単に取り付けできたので
ご紹介したいと思います。
玄関手すりのDIYを検討されている方へ。おススメの縦手すりアイテムと取付方法をご紹介します!
まず今回必要になった工具と
取り付けにかかった時間は以下の通りです。
使用した工具&道具は少なめ
今回使用した工具&道具は
- ノコギリ(丸棒の長さをカット)
- インパクトドライバー
- 比較的強力な磁石(後ほど説明します)
です。
特別な器具を利用せずに取り付けができました。
取り付けは30分から1時間程度で済みます
取り付け場所の選定、下地の確認から
材料のカット、取り付け、片付けまでで
1時間もあれば大丈夫です。
私の場合は
手すりの場所と
下地位置はわかっていたので
30分程度で完了しました。
ここから少し、
我が家で何故玄関に
手摺が必要になったかを
お話ししておきたいと思います。
玄関に手摺がないと壁が汚れる・・・
実は今回取り付けを決意したのは
まだ小さい子供たちが原因です。
私は普段
住宅設計の仕事をしているため、
手摺の重要性はわかっているつもりで、
ご年配の方が住むお家の計画の場合は
手摺を設けることが
ほとんどなのですが、
私たち夫婦はまだ若いし、
見た目がすっきりしていた方が良いので
玄関に手すりを
設けていなかったののです。
ところが暮らし始めて
3年ほど経って
玄関の下の方の壁が黒く
汚れていることに気づきました。
原因は子供たちの手です。
泥だらけで帰ってきて
靴を脱ぐときに
手摺がなければ
どうしても壁を触るからです。
このままでは汚れが酷くなるし、
手摺はこれからも必要になると思ったので
DIYで取り付けすることにしました。
靴の着脱には横手摺より縦手摺が良い
我が家は玄関土間の部分とフロアーに
20cmの段差があるので、
子供達はフロアーに腰かけて
靴を脱ぎ履きします。
そうすると
手摺が無いと立ち上がるときに、
無意識に壁に手をついてしまいます。
そこで手摺の出番なのですが、
人がしゃがんだり立ったりする時の
垂直方向の動きに対して
便利なのは横手摺よりも縦手摺です。
縦に長い手すりは子供から大人までみんなが使えるユニバーサルデザイン
どうせ、手摺を付けるなら
オシャレに、かつ誰もが便利に使えるようにしたい。
考えた結果、
手摺を床から天井付近いっぱいの長さに
することにしました。
こうすることで、
手摺の下の方は小さな子供が、
大人は手すりの上の方、
さらには
自分たちが年を取っても、
どこでも安心して握れる手摺になります。
見た目も短い手摺より
長い手すりの方がカッコよいです。
そこでまずは縦手摺で
良い事例が無いか色々調べました。
縦手摺を探したがおしゃれなモノが見つからない・・・
“玄関 縦手すり DIY”と検索すると
いかにも・・・な
福祉施設で利用されていそうな
手摺が目に付きます。
また曲線を描いた黒アイアンの手摺も
あったのですが、
木の手摺か白の手摺が似合う
我が家の雰囲気とは
少し合わないと感じたことと、
大人にはちょうど良いですが、
子供たちは端部も尖っていて
危なそうですし、
使いにくそうな形状でした。
しかも今回は、
後付け&DIYなので
さらに商品を吟味しておかなければ
ならないのに
先行事例が中々見つかりませんでした。
木材と手摺金物を組み合わせて作ることに決定
DIYでするため、
難しいカット(切り欠きや座彫り)が
必要なものは避けたい・・・
そこで
木手摺と金物の手摺受けを組み合わせが
いいんじゃないかと思い始めてきました。
しかし、
横手すりの金物は種類も多く
オシャレなモノも多いのに、
縦手すりで使える金物は本当に少ないです(汗
“縦手すり”で検索しているのに
横手すりが出てくる始末・・・
それでもあきらめず探したところ良いモノが
ありました!
なかなか無かった
縦手すり対応の
白色の手摺受け金物です。
(ちなみに同じ商品で黒もあります。)
この金物には35φの丸棒が対応しています。
次に私が購入したのは無塗装のタモの集成材です。
初めからウレタン塗装がされている棒も
販売されているのですが、
着色をしようか、無色でいくか、
オイルステインを塗るか、ペンキを塗るかを
ボチボチ考えたいので、
ひとまず無塗装のモノを選びました。
手摺の取り付け方法の説明
簡単な工事で済みますが、
手摺の取り付け方法を
確認しておきます。
手摺を取り付ける手順
- どこに付けたいか?を考える
- そこに下地があるかを確認
- 手摺の材料を購入
- 手摺の長さをカットする
- 手摺と手摺受けを固定する
- 手摺セットを壁に固定する
手順を細かく書いているので
なんだか時間がかかりそうですが、
30分から1時間程度で取り付けられます。
1、どこに付けたいか?考える
縦手すりを取り付ける場所は
上がり框がある場合、
上がり框の先から0cm~10cm程度の所にあると便利です。
2、そこに下地があるかを確認
手摺を付けたい場所に
木下地があるか確認します。
(石膏ボードアンカーで止めるのは危険です)
確認方法は以下のような感じです。
石膏ボードの裏側に下地があるかどうかの確認方法
- 図面で確認する
- 下地をチェックするアイテムを使う
図面で確認する
図面で確認するのは、
だいたいの位置に
下地がありそうか、です。
構造的にも意味のある
10.5cmとか12cmの柱は
たいていは図面に記載されています。
このような柱が
手すりを取り付ける位置にあれば
取り付けが非常に簡単になります。
一方柱が図面に無い場合、
手摺を取り付けたい位置に
石膏ボードを取り付けるための
下地である細い間柱があるかどうか
探すことになります。
※細い間柱しかない場合は
取り付けが難しくなるので
商品選定と施工方法に注意が必要です。
下地チェックできるアイテムを使う
石膏ボードの裏側の
下地をチェックするアイテムは
色々販売されていますが、
一番簡単な方法は磁石です。
100均でも手に入りますし、
壁を傷めないのも嬉しいです。
磁石は複数用意しておいた方が良いです。
磁石を壁に滑らすと
ピタっと止まる場所があるはずです。
そこにはボードを取り付けるビスが
あるということを意味しています。
つまりそこには木下地が
あるということです。
私の家のように
手摺を取り付ける場所が
ちょうどボードの継ぎ目にくる場合は
左右2つ磁石で止まる場所があるので、
その範囲には少なくとも
下地がいるという確認ができます。
3、手摺の材料を購入
下地の細さなどを確認したあと、
取り付けられる手摺受けを
購入してください。
※あまりに下地が細いと、
手摺受けが取り付けられない
場合があります。
4、手摺の長さをカットする
見た目的には長い方がカッコよいと思います。
ただし、
いっぱいいっぱいだと施工が難しいので、
我が家では天井・床から
それぞれ5cm程度離しています。
丸のこも持っていますが、
今回の手すり材は手のこでも簡単に
切れました。
5、手摺と手摺受けを固定する
今回の手すり受けはまず、
手摺と手摺受けを
取付けるところから始めます。
手摺受けの取り付け位置は
バランスを見て
上下の端から
それぞれ30cm程度離して
取り付けました。
※もし電動ドライバーをお持ちでない方は
この機会に是非購入しておくことをお勧めします。
これからのDIY生活がぐっと楽に、たのしくなります。
「普段あまり使わないから・・・」という方は
バッテリータイプではなく、
コンセント差し込みタイプにしておくと
バッテリーの放電の心配もなく、
末永く使えるのでおススメです。
ちなみに私が持っている
コチラは値段の割に使いやすく、
ユーザーからの評価も高いです。
6、手摺セットを壁に固定する
興味のある方は
まずは下地の有無を調べるところから始めてください。
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