一級建築士製図

【一級建築士製図”美術館の分館”】360°カメラを使用した、事例見学探訪録

今年の課題、

“美術館分館”を考えるうえで、

役に立ちそうな

施設の見学に行ってきましたので、

製図試験に関連する内容を中心

書きたいと思います。

【一級建築士製図”美術館の分館”】を見学した気になる探訪録

場所は岡山県の”天神山文化プラザ”

場所は

岡山県の天神山文化プラザ(旧岡山県総合文化センター)です。

施設の設計者は前川國男氏で

元々は図書館+文化センターとして設計されましたが、

2005年に大規模改修を行い、

図書館機能を文化情報センターなどに変える等、

リニューアルオープンされています。

見学場所に決めた理由

そもそも何故ここに決めたのかというと、

  1. この施設が芸術文化の拠点になるという目的をもっている施設で、施設内容が“展示室”、”ホール”、”会議”、”文化情報センター”などあり、今年の課題内容に近いと思った。
  2. 上記の他、地域の人が気軽に利用できる”練習室”というものがあり、地域の人の創作活動の支援プログラムを備えているという点。
  3. 建物がシンプルな形状でわかりやすい動線である。
  4. トップライトやルーバーなどパッシブデザインの工夫がされている。
  5. 美術館がすぐそばにある。(行ってみると直接の行き来はできないようでしたが・・・)

と、見学するにはかなり良い施設だと思いました。

そして、さらに2つのメリットがありました。

  1. 美術館と違い、パブリックな部分が多く施設内のカメラ撮影が大丈夫な箇所が多いということ。※むろん、事前にスタッフの方にお聞きした上で、展示室のような作品を展示しているところは撮影しておりませんし、作品を見に来られた方の邪魔になるので立ち入りもしていません。
  2. ホームページ上に展示室、ホール、練習室などの間取り図が豊富に存在している。(ここの業務の一つとして展示室や練習室の貸室業務があるため、展示空間の様子や練習室の様子があらかじめ把握できるようにしている。)

ということで大変ありがたい施設だと思います。

では次に課題と異なる部分を整理しておきたいと思います。

課題と異なる部分

  1. B1F~3Fの4階建て
  2. 建築面積が2,400㎡程度、延べ床は5,700㎡程度で試験で出る規模の2倍程度大きい
  3. 美術館との連絡が無い
  4. 屋上庭園として利用されていない(屋上は利用できるようにベンチなども備えてあり、屋上庭園になる予定だったが、なんらかの事情で現在は閉鎖されている。)

ですので

「この施設が試験課題用に変化するとしたら、

どんなことが考えられるか・・・」

という視点をどこかにもっておくとよいと思います。

施設の概要

施設の構成は次のようになっています。

(もうすこし記事を進めたところに

個別に画像を載せていますので細かい部分はそちらでご確認下さい。)

ここでは全体の構成を頭に入れてください。

 

※図面及びパースは私が描きました。図面が手に入らなかったため、現地の案内図やパンフレットの間取り図と現場を見回りながらすり合わせて書いています。そのため、縮尺があっていない部分も多いかと思います。あくまで参考程度にご覧ください。

利用者 の空間は

  • 演劇や講演会をするホールが1つ・・・1F
  • 大小さまざまな展覧会ができる展示室が5つ・・・B1F/1F/2F
  • 防音など完備された練習室が5つ・・・B1F
  • 会議室が2つ・・・3F

他に、貸室の予約や図書の閲覧ができる文化情報センター、という受付機能が2Fあります。

施設の特徴

この施設の特徴的な部分は

  • 起伏のある地形に建っているため、1FとB1Fそれぞれに接道がありアクセスが可能である。1Fの出入り口は坂道を上ったところ、B1Fの出入り口は坂道を下ったところにある。
  • 街中にありながら建物北側が深い緑で覆われている。(パースでいうと左奥)
  • 1Fから2Fへと上る階段が2つあるが、メインの階段は外階段になっている。
  • 5つある展示室はそれぞれ特徴があり、展示室内に段差が設けられていたり、2つの展示室が渡り廊下でつながっていたり、外部から直接出入りできる展示室もある。

下記の画像、スマホの方は左右にスワイプしてください。

天神山文化プラザパース
天神文化山プラザB1F平面
美術館分館平面1F
美術館分館2F平面
美術館分館3,RF平面

 

ちなみに参考として廊下の幅と天井高さを計ってみたところ、

  • 1Fは幅2.5m,天井高さ2.6m
  • B1Fは幅2.0m天井高さ2.4m
  • 2F,3Fは幅2.0m天井高さが2.15m

でした。

2F,3Fと風除室は天井高さが2.15mと非常に低くおさえられていました。

上記画像中に○と番号が書いていて、その場所で360°カメラにて撮影しています。
下記の番号と対応していますので、気になる部分をクリックしてご覧ください。

地上から2mくらいの高さで撮影しています。

360°画像でバーチャル見学

①B1F外部接道際(下り坂を下った後、敷地内は再び上がるようになっています。)

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA


②B1F外部出入り口付近

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA


③B1F外部荷解き室付近

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA


④B1F廊下

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA


⑤1F外部駐車場付近

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA


⑥1Fピロティ1(ピロティの天井高さは3.3mでした。)

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA


⑦1Fピロティ2(屋外吹抜け空間にある石のレリーフが印象的です。)

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA


⑧1Fホワイエ(小さなステージ台があるので簡単な催しにも利用できそうだと思いました。)

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA


⑨1F廊下

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA


⑩1F休憩コーナー(お昼時はここでご飯を食べている人の姿が目立ちました。)

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA


⑪2F外部出入り口付近

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA


⑫2Fロビー(壁のスリットは空調吹き出し口らしいです。また天井の3角形の天窓は通風もできます。)

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⑬3F廊下

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA


⑭屋上ペントハウス

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

ちなみに今回使用したカメラは、

リコーのTHETAシリーズのなかでも

一番お求めやすい”SC”です。

一回押すだけで簡単に360°撮影ができるので、

今回のように

資料として残したい場所の撮影が

さくさく進みます。

また起動から撮影までが短いので、

家の内外で子供たちが走り回っている姿を撮ったりできますし、

仕事ではリフォーム現場の現調時の撮影で、撮りためておくと

あとで映ってなかった~という失敗がなくて

とてもお勧めです。色バリエーションも豊富ですよ。

まとめ

美術館に

何回も確認のために足を運ぶのも大変なので、

後で何度でも見返すことができるように

この記事を書きました。

皆様の試験勉強の

お役にたてていただければと思います。

さて、

私の撮影した部分はパブリックな場所のみですが、

展示室や、ホール、練習室の様子や図面が見たい方は、

以下のリンクから飛んでください。

ホールの図面が見たい方

https://www.tenplaza.info/shisetsu/hall.html

展示室の図面(見取り図)が見たい方

https://www.tenplaza.info/shisetsu/gallery.html

練習室の図面(見取り図)が見たい方

https://www.tenplaza.info/shisetsu/practice.html

さらに、この施設について知りたい方はこちらの動画も面白いです。